こんにちは。
私は、スカイアーチグループで教育研修を担当しています。2021年11月に入社しました。
今回は「【これで合格!】AWS認定クラウドプラクティショナー資格の勉強の段取り」と題して、AWS認定に関する学習の進め方やポイントについてお伝えします。
AWS認定クラウドプラクティショナー資格の勉強の段取り
AWS認定取得のための一般的な学習ツール
一般的に資格(AWSの場合は「認定」と呼びます)取得を目指す際の学習方法は、主に以下のようなものが挙げられます。
- 参考書
- レクチャー(ウェビナーやYouTube動画)
- ハンズオン/実践
- 問題集
学習方法のポイント
ポイント1:試験日を決め、受験の申し込みをする
資格取得へのベストプラクティスのひとつは「学習前に受験の申し込みをする」ことだと言われています。
人は目標がないとダラダラしてしまうものです。そのようなことを回避するために、目標の日や納期を決めて、バックキャストで考えていく・・・これは学習だけでなく、日々の業務をするにあたっても重要なことですよね。ちなみにAWSの試験は、受験日を決めて申し込んでも、のちに変更することが可能です。そのため、なにかの事情でどうしても受験できなくなったとしても試験費用が無駄になることはありませんので、ご安心を。
また、AWS認定クラウドプラクティショナーは、未経験者の場合、おおよそ80時間前後の学習時間が確保できれば、合格の可能性が広がると思います。
ポイント2:自分の学習スタイルを考える
資格試験の学習は、前述のような学習ツールをいくつか選択し、進めていくことになります。選択にあたり大切なのは、自分の学習スタイルにあったものを選ぶことだと思います。
人によっては、「参考書だと全然頭に入ってこないが、人が話してくれるとすんなり入る」という方もいますし、逆に、「レクチャーを受けているだけだと集中力が続かない。それならば、参考書を一通り読んで、あとは問題集をバリバリやるほうがいい」といった方もたくさんいます。
要するに「目で見て理解するタイプ(視覚)」・「話を聴いて理解するタイプ(聴覚)」・「実際に触って理解するタイプ(触覚)」といった感じです。これらのタイプのどれに自分が当てはまるのか、という分析が重要です。
そのために、適性診断などを活用する方法がありますが、より簡易的に知りたいのであれば、今までの自分の学習方法を振り返るのがいいかもしれません。
学生時代、テスト前にどのような勉強をしたときに、一番頭に入ったか、などを思い出してみてください。おのずと、「ああ、自分にはこんな学習スタイルがあっているのかも」と思い当たるかもしれません。
ポイント3:自分にあった学習ツールを選択する
おおよその自分のタイプがわかったら、次は学習ツールの選択です。
情報化社会が進んだ現代は、インターネットにたくさんの情報が落ちています。とてもアリガタイことです。しかし、インターネットにある学習ツールは玉石混交で、有料・無料だけではなく、クオリティが高いものから、おやおやちょっと怪しいぞ?というものまで存在します。
だからこそ、ツールを選択する「目利き」が重要です。未経験者の場合、なるべく身近にいる資格取得者や経験者、しかも複数の人から情報を得るのがよいでしょう。またこのときに、学習ツールのことだけではなく、受験当日のことなども聞いておくと無駄な緊張も減らすことができます。
ポイント4:アウトプットを取り入れる
教育分野には、「ラーニングピラミッド」という有名な考え方があります。
これは、人が学習したことを定着させるためには「他者に教える」ことが一番有用だとするものです。それに従い、資格取得の学習においても、なんらかの形でアウトプットする仕組みを取り入れることをオススメします。
例えば、
- 先輩や家族、友人などに学習したことを説明する
⇒ たとえアウトプット相手が見つからなくても、学習したことを他の人にはどう伝えるか?ということを意識するだけでも、学習効果は変わってきます(当グループの社員には、部屋の観葉植物や、かわいがっているぬいぐるみに説明したという人もいます笑) - 学習したAWSのサービスの役割を「自分の言葉」置き換える
- 問題中、不正解の選択肢もなぜ違うのかを説明できるようにする
などといったことです。
このようなことを取り入れることにより、学習定着率だけでなく、学習意欲も高めることができます。
社内の学習プロジェクトについて
これらを踏まえて、スカイアーチグループでは、AWS学習プロジェクトというものを実施しています。
このプロジェクトは、
- 自分のタイプを知るための適性検査
- 目利きし、整理整頓された学習ツール
- 要点を抑えた、レクチャー
- アウトプット場面の提供
- 学習者/PJ卒業生で構成されたコミュニティの形成
⇒ つまづいたところへのアドバイス
⇒ 勉強方法の共有
⇒ 学習進捗の相互把握
⇒ はげましあい・・・笑
などを特徴として運営しています。
このあたりについてはまた別の機会にお伝えしようと思います。
というわけで、お読みいただき、まことにありがとうございました。
お勧めのITエンジニア向け認定資格
投稿者プロフィール
- 社内研修およびトレーニングビジネス担当です。主に教育・研修・資格取得などについてお伝えします。