肌寒い日が続いて風邪も流行ってきました。もう11月です、はやいですね。。。
というわけでどうもこんにちは、スカイアーチのSASです。皆さん元気でお過ごしでしょうか。
第1回、2回とブログネタがDIAGで続き今回もかと思いの方、残念ながらDIAGではありません。
今回は "IBMサーバーのHDDをマウンターから取り外す方法。" を紹介したいと思います。
HDDを取り外す?そんなもの、ドライバーがあれば簡単じゃんと思ったそこの方。…仰るとおりでございます。
ここで重要なのは「何のドライバーを使えば良いのか」というところです。この情報がなかなか無い…。
というわけで早速見てみましょう。
・IBMサーバーのHDDを固定しているねじは"普通"のものとはちょっと違う。
上:X336用2.5inch、下:X330用3.5inch
普通と言ってしまうと誤解が生じてしまうのですがここで言う普通のねじとはよく使われている、+(プラス)ねじを指します。一般的なパソコンやサーバーでHDDを固定する際に使われているねじは基本+なのですが、IBM製コンピュータ(買収されたLenovoのThinkPadを含め)は一風変わったねじを使用してHDDを固定します。
こちらがその変わったねじの写真。普通の人がよく使うプラスやマイナスの形でないもの使用しています。
六角形の型をした中央に突起が部分が見えますが、名称が分からないと何と言語化してネットで検索すれば良いのか戸惑ってしまう形をしていますね。
このねじ、正体は トルクス(TORX)別名:ヘクスローブ と呼ばれる種類のねじでしてIBM以外にも Apple や HP のパソコンでもこのトルクスねじが使われています。トルクスねじにも4つバリエーションがありまして、中央に突起のあるこの形状を、セキュリティートルクス といいます。何だか格好良い名前ですね~。(トルクスは登録商標名、ヘクスローブは一般名称。)いたずらに開けることを防止することから、セキュリティと名付けられているそうです。
・ねじに合うピッタリサイズのドライバーは何?
ねじの正体は把握できました。あとはドライバーです。
調べてみるとトルクスドライバーのサイズは T1~T100 (計24種類)あるようです。
(参照:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%82%B9)
筆者が実際に作業した結果 T5~T20 サイズでIBMのトルクスねじに合うサイズは T8・T9 であることがわかり、その中で一番使いやすかったサイズは T9 でした。T8は若干ねじ穴とドライバーの隙間があり回せなくもないですが、隙間なくピッタリはまったサイズは T9でした。
と言うわけで結論は、IBM製のHDDトルクスねじを外す際は、T9サイズのトルクスドライバーを使う。でした。
・おまけ。
【筆者が使ったドライバー】
↑PROMATE 精密ヘクスローブレンチ8p SHL-8
因みに筆者はこちらのドライバーを使わせてもらいました。サイズが全く不明であった為、一式セットを購入した次第です。
摩擦軽減のためドライバーに微量の油塗ってありますので軍手をして作業をすると良いでしょう。
・最後に。
なぜこんなBlogを書いたか。
その理由はIBMのHDDを処分する際にねじの詳細が分からず詳細を把握するのに時間が掛った為です。
あれこれ単語を重ねて調べてようやく、トルクスドライバー と T9 を見つけ出しました。
ひょっとしたら私のようにIBMのHDDを取り外す事に苦労している人がいるのではないか!そう思って書かせていただきましたー。
"IBM" "サーバー" "HDD" "ねじ" と調べて頂いてこの記事が皆様のお役に立つ事を期待しております。
ではでは。
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