【レビュー】SASHDD対応 Century製『これdo台SAS (KD25/35SAS)』

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最後にブログを書いたのは…と思い出すと仕事をしていない事が上の人にバレてしまうので内緒です。という訳でどうもこんにちはsasです。さっそく書いていきます。
今回はCENTURY製Copy&Eraserの「これdo台SAS (KD25/35SAS)」のレビューをしていきたいと思います。

事務所内の作業場にはHDDデータをコピーや消去するための機材があります。長いことCentury製「これdo台 Hi-Speed(KD25/35HS)」を愛用しているのですが、そろそろ新しい機種が欲しいなぁ~とHPを閲覧していたところ今回の商品を発見。これdo台シリーズ初のSAS(Serial Attached SCSI)HDD対応の製品が去年発売されました。
PCのHDDは主にSATA規格のもので廃棄する場合は「KD25/35HS」で事足りていたのですが、サーバ製品の廃棄となるとSAS規格のHDDを使用しており、従来の装置では初期化ができなかったのです。そのためデータ消去のためにわざわざ廃棄するHDDをサーバに搭載して初期化する手間が発生していたのですが、今回の製品でその悩みの解消されました。

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悲願のSAS対応「KD25/35SAS」

KD25/35HSKD25/35SASの起動から初期化ステップまでの流れ。比較すると最初のKD25/35HSは消去メニューから消去方法を選択する仕様ですが、新型のKD25/35SASはメニュー自体にQuick・Fullの選択が有り○ボタンを押した瞬間初期化が始まる仕様となっております。使い慣れた旧式の使用感覚でボタンをポチポチ押しているとうっかり初期化してしまいそうです。それ以外に初期化方法は「DoD消去・DoD消去+コンペア・セキュア消去・7回消去」と計6種類有り、旧式のKD25/35HSと比べるとセキュア消去・7回消去の2機能が追加されました。共通する消去機能で処理時間を比較してみましたが特に差はなく同等の時間で終わりました。500GBのSATAで試してみましたが、セキュア消去は3時間半、7回消去は4時間40分程でした。

■SASドライブの消去後の注意
通常3.5inchSATAの回転数は7200rpm、対して3.5inchSASの回転数は倍近い15000rpm。
その回転数から察してHDDから相当の放熱が起こるのではと予想していたのですが実際触ると、とても熱いです。Full消去終わりたてのSAS-HDDはなかなかの高温、重さと厚さを除けば冬場にはホッカイロとして重宝しそうな程に熱い。
15000回転は伊達ではないようで素手で触ると普通にヤケドするほど高熱を発しておりました。
季節関係なくSASのHDDを初期化して直後に装置から取り外す際はくれぐれも素手で触らないように気をつけて下さい。

■使ってみた感想
いやもうSASドライブ対応って時点でもう100点満点ですので、不満は何一つなし。とても良い製品です。ソフトウェアを使用せずSAS-HDDのデータ消去とコピーが出来る唯一のツールなので大変重宝しています。10万円近い値段がするのでその場の勢いでは買えない高価な品ですが、SAS-HDDを日常的に使用している人なら文句なしの買い物です。

 

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