こんにちは。fukudaです。
Re:Invent初日のキーノートにて発表された新サービスについて、今回は「AWS Import/Export Snowball」について説明させていただきます。
昨今のデータ容量の肥大化は目に余るものがあり、数年前はあまりなかったようなPB(ペタバイト)というようなデータサイズも耳にするようになりました。
オンプレミス環境からクラウド環境への移行は初日のキーノートの一つのテーマのだったと感じておりますが、大容量のデータを移行するということは基本的に容易ではありません。
今回の「AWS Import/Export Snowball」サービスはAWS専用のストレージアプライアンスを用いてよりシンプル、セキュア、大容量にデータの移行を実現してくれるものとなります。
こちらがそのストレージとなります。↓↓
だいぶごついですが一人で持ち運び可能(22.7kg)で、なんと6Gの振動に耐えられるそうです(あまりピンと来ていませんが笑)
さらに、データの暗号化機能、改ざん検知機能等も備えているそうなのでセキュリティも強力です。
実際の移行の流れとしては
- Snowballを受け取り
- 自環境に接続
- ネットワーク経由でデータ移行(DHCP可)
- AWS輸送用コンテナにて配送
- AWSへ接続、データ同期
という感じです。
データ移行のソリューションとして、「AWS Import/Export」という既存のデータ移行サービスがありますが、こちらのモデルは利用者がストレージ装置の購入、データフォーマット、出荷等を行う形であり、特にストレージの購入などはクラウド移行などの短期的事業戦略としては不向きなところがありました。
クラウドへ移行したいけど既存のデータ移行が。。。と足踏みされている方は是非ご参考にしていただければと思います!
投稿者プロフィール
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2012年スカイアーチ入社。
主にAWSを中心としたインフラ構築運用や導入支援などを行っています。