これまでは準備的な感じで、やっと本題になってきました。コンタクトフローは電話が着信したら、どの案内を流してどのように選択してもらって、どのオペレータにつなぐかという一連の流れを定義します。
今回は以下のようなフローを作りたいと思います。サンプルなので簡単な流れにしています。
- 「お電話ありがとうございます。おいしいパン屋さんです...」という挨拶
- アンパン、メロンパン、カレーパンから選んでもらう。
- 選択に応じて各担当者に振り分ける。
それでははじめて見たいと思います。
ダッシュボードから以下のメニューを選択します。
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定義済みのコンタクトフローがいくつか表示されます。参考に見てみてもいいでしょう。
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とりあえず、"Create contact flow" をクリックします。
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"Entry point" だけがぽつんとあります。ここからスタートする形ですね。左側のメニューから部品を選んでいくようです。
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とりあえず名前を入力します。 ここでは "PanyaTokyo" とします。
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初めに音声の設定が必要になります。左のメニューから "Set voice" をドラッグアンドドロップします。
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ドロップしたアイコンの文字のあたりをクリックすると、設定用のウィンドウが開きます。言語を "Japanese" に設定するとTakumi と Mizuki が選べます。男声と女声のようですね。とりあえず "Takumi" を選択します。
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選択したら、下にある "Save" ボタンを押して保存します。
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次に "start" の横にある〇あたりからドラッグして、"Set voice" まで線を引っ張ります。
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案内メッセージを流したいので、"Play Prompt" を置きます。左のメニューを展開して、"Play prompt" をドラッグアンドドロップします。同じように "Set Voice"から線を引きます。
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いま置いた "Play prompt" をクリックして、メッセージを設定します。"Text to speech" をチェックしてメッセージを入力します。試しに "今日はいい天気ですね。" と入力します。
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ここまで来たら一旦動作確認したいですね。同じく左のメニューから "Disconnect/hangup" をドラッグアンドドロップして線をつなぎます。
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"Save" ボタンの右にある下向きの参画をクリックして表示されるドロップダウンメニューから "Save & Publish" をクリックして一旦 "Contact flow designer" 画面を閉じます。
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以下のような ダイアログが表示されますがとりあえず Save & Publish をクリックして続けます。
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画面左のルーティングメニューから "Phone number" を選択して電話番号一覧を表示します。
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表示された一覧から、先ほど作成した電話番号を選びます。
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"Contact flow/IVR" から先ほど作成した "PanyaTokyo" を選択し、"Save" ボタンをクリックします。
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この状態で作成した "Contact flow" と電話番号が結び付けられて、電話番号に電話を掛けると、"今日はいい天気ですね" といって電話が切れるはずです。
実際にかけてみるとちゃんと "今日はいい天気ですね"と言って電話が切れました。とりあえずここまでで、ハローワールド的なことが確認できたと思います。
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