はじめに
こんにちは。kobata です。
世の中にはAWS環境と社内をDirectConnectを経由して接続するサービスがいくつかありますが、
今回は、NTT東日本様が本日プレス発表した新サービスクラウドゲートウェイ アプリパッケージ(以下、アプリパッケージ)についてご紹介します。
DirectConnectとは
DirectConnectとは
お客様の内部ネットワークを AWS Direct Connect ロケーションに、標準の 1 ギガビットまたは 10 ギガビットイーサネット光ファイバケーブルを介して接続するサービスです。
http://docs.aws.amazon.com/ja_jp/directconnect/latest/UserGuide/Welcome.html
簡単に言うと、AWSへつなぐための専用接続サービスです。
一般的にはAWSへ繋ぐ方式としては以下の3つがありますが、その中でもっともセキュアかつ、安定した帯域(パフォーマンス)を確保できるのが、このDirectConnectです。
- インターネットからの接続
- VPNを使った接続
- DirectoConnectを使った接続
アプリパッケージとは
アプリパッケージは、NTT東日本様が提供しているフレッツ光に加入するとDirectConnectを利用してAWSのサービスに直接接続できるサービスです。
通常、AWSに直接接続する場合、クラウド業者(AWS)、データセンター、閉域網を提供しているキャリアそれぞれに契約が必要となりますが、このサービスを使うとAWSへの閉域接続をNTT東日本様にまとめてお願いする事ができるようです。
フレッツ光を引いている会社様は何万とあると思いますので、非常にニーズがありそうです。
利点
一番の利点は、契約がシンプルという点です。
私達のお客様でもクラウド契約、データセンターの契約、閉域網の契約を分けて管理されているお客様はいらっしゃいますが、やはりそれぞれ契約が分かれているのは管理が面倒ですよね。アプリパッケージでは、それらが一つにまとまっているので、契約が非常にシンプルになります。
また、NTT東日本様のフレッツキャストを使うので、通信に関しても高速で安定していそうです。フレッツキャストについては、以前AWS Summitに行った際にも見てきました。関連記事はこちら。
契約後のセットアップ
セットアップも簡単です。
契約後はCloudFormationを使ってAWS上に環境をつくります。
CloudFormation上ではAmazonLinuxか、WindowsServerのインスタンスが立ち上がり、IPv6トンネルとDirectConnect向けのVGWを作成します。詳しい利用方法については本ブログで紹介予定です。
さいごに
こちらのアプリパッケージを、「Sky Connect」としてスカイアーチでOEM提供を開始します。
閉域網を使ってAWSを利用したい、社内システムをAWSで運用したい場合など、是非ご活用ください。
投稿者プロフィール
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オンプレからクラウドまで幅広く見てるサーバエンジニアです。
得意分野は、AWSと監視ツール!開発は勉強中です!!
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