コマンド ” sar “は優秀!

sar

こんにちは豊かな大島です。
こう日差しが激怒していちゃ、溶けてしまいますね。
塩と水をしっかり摂取して熱中症対策を徹底しましょう!

さて、今回は" sar "コマンドのお話です。
サーバ管理をしている際に、アクセス集中やメモリ使用率の履歴を確認するためにとても優秀なコマンドです。

過去に何が起きていたのかの手がかりを知るために"sar"を使います。
つまりシステムの統計情報を知るためのコマンドですね。

例えば、サイトに繋がりにくい、繋がらないとお客様から報告をいただきました。
と同時に、弊社の監視システムよりアラートを検知しました。

アラートの内容はHTTPアラートでした。
対象のweb_server1にログインをし調査をします。

"sar"コマンドを使用し、オプション"-r"でメモリ使用統計履歴を確認します。
確認すると以下のコマンド出力では午前09:23にスワップ領域まで使い切っていることが確認できます。
この後、Apacheのプロセスが落ちてしまって、Apacheを再起動したことは言うまでもありません。

 

次は、ロードアベレージも確認してみましょう。
オプションは"-q"です。

上の例では、メモリ統計調査の際と同様、午前09:23に高負担になっていることがわかります。
これによりサイトにアクセス集中があり、高負担になってサイトの閲覧が不可能になってしまったと推測できます。

このようにサーバに異常があった時間帯や、統計などを手早く確認したい場合
"sar"コマンドはとても優秀なのです。"sar"コマンドを使うきっかけになっていただければ幸いです。

それでは今日はこのへんで
ごきげんよう!

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