スカイアーチの最新サーバレス事例学んできた!

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はじめに

1月28日に自社ウェビナー「コンテナマイスターが語る"My DevOps Story" ~最新顧客事例から学ぶコンテナ・サーバレスのビジネス活用~」を開催いたしました。

本日のブログでは「スカイアーチの最新サーバレス事例学んできた!」と題しまして、当日のウェビナーの様子を皆様にお届けしていきたいと思います!

何で今コンテナ・サーバレスなの?

お客様からいただくご相談の中で、「サーバーレス構成でインフラを提供してほしい」「コンテナを使って提案してほしいのですが、できますか?」というようなご相談を最近よくいただきます。コンテナやサーバレスという単語は市場的にも広まっていて皆様の関心が高いことがわかりますね。今後IT関連でお話をしていく上でコンテナ・サーバレスというワードは重要なものになることは間違いなしです。

しかし実際のところコンテナやサーバレスのような新しい技術を使って開発を行いたい、クラウドネイティブな環境を利用したいとお考えの企業が増えていますが、「どのように開発を行えば良いか?」「ベストプラクティスは何か?」と悩まれる企業様も多いのではないでしょうか?

※「そもそもサーバレスって何だっけ?」と疑問に思われた方は、是非こちらをご確認いただけますと幸いです。

本ウェビナーでは、これまで500社以上のクラウド導入のご支援をしてきた弊社より最新の導入事例についてご紹介いたしました。

気なる講演概要は?

本ウェビナーでは、弊社コンテナマイスターの視点から

  • DevOpsのベストプラクティス
  • コンテナ・サーバレスの最新顧客事例に加え運用時のポイント
    についてご紹介いたしました。

まず始めに弊社エンジニア辻川より

『My DevOps Story 〜キャンペーンサイト開発/運用の苦労話〜』 というタイトルで弊社で担当した高負荷キャンペーンサイトの設計から開発、運用に関するお話をご紹介しました。合わせてDevOpsベストプラクティスの解説や、開発・運用時の課題、解決するまでの苦労話もお話しいただきました。

上記講演の詳細が気になる方は、こちらをご覧くださいませ!以前他社のウェビナーにおいて、弊社辻川が同様の題材で登壇した際にまとめた参加レポートとなります。

続いて辻川を含む弊社エンジニア3名より『5つのコンテナ・サーバレス最新顧客事例』というタイトルで弊社にて設計・構築した小規模-大規模のコンテナ・サーバレス事例、および運用を見据えたポイントについて解説いたしました。当日ご紹介した事例は以下の5つとなります。

シリアルナンバー判定API

ネットワーク要件の厳しいWebシステム

動画配信基盤システム

既存システムへのAPIコンテナ追加(AI系)

多数サーバレスサブシステム集合基盤(AI予測)

今回のブログでは、生活の中で身近に感じた事例について1つ簡単にご紹介したいと思います。

「シリアルナンバー判定API」案件

案件概要

AWS Lambdaを用いたサーバレス構成を採用し、キャンペーンサイトのWeb画面からシリアルコードを入力、それが正しいかどうか・期限が切れていないかなどのチェックを行うAPIの開発を行った案件となります。

構成概要

①API Gatewayをエンドポイントとして用意し、ここで指定ドメインからのみアクセス許可をするCORS設定を行います。DynamoDBに格納されてるシリアルコード情報をLambdaで参照し、シリアル判定を行いAPI Gatewayに返却します。

②さらに大量のシリアルコードを一括インポート出来るLambdaも用意しました。
運用者はS3に対して取り込むCSVファイルを配置するだけでDynamoDBに登録されます。
結果はSNSを通じて、完了メールが届く仕組みとなっております。。

③またAPI Gatewayの前段にアプリケーションファイアーフォールであるWAFを用意しています。AWSが用意してくれているマネージドルールや3rd Party提供のルールを適用することが出来ます。この案件では、一般的なCommonルールとBot攻撃のようなものをブロックするルールを適用しています。

構築ポイント

本構成のポイントは、すべてサーバレスサービスを導入しインフラ環境を構築した点になります。
そのため、以下のような導入メリットが挙げられます。

  • コスト削減
    サーバーレスの場合、関数が実行しない時には料金がかかりません。そのため呼び出し回数や実行時間が少ない場合は、コスト面でメリットが得られます。
  • サーバの維持管理が不要
    サーバーレスの場合、サーバーの維持管理はAWSが行うため利用者はサーバーの維持管理を行う必要がありません。
  • 自動的にスケーリング
    関数の実行時にサービスが自動的に実行環境を割り当てるため、常に最適なリソースで実行されます。また、リクエスト数に応じて自動的にスケーリング(リソースの拡張・縮退)を行います。このため、お客様は事前にリソースやキャパシティを考慮する必要がないのです。

サーバレスのメリット

弊社顧客事例を通してサーバーレスのメリットをいくつかご紹介いたしました。これらのメリットにより、お客様はアプリケーションの開発に専念することができ、コストを抑えながら拡張性の高いシステムを開発・運用することができるとご理解いただけたのではないでしょうか。

最後に

今回のウェビナーに参加いただいた方のほとんどが、サーバーレスとコンテナの「開発・運用のヒントを得るため」「ビジネス活用事例について興味があった」を参加理由としている方が大半を占めていることが、アンケート集計を通して判明いたしました。改めてクラウドネイティブな環境について非常に注目が集まっていることが分かりますね。

現在、期間限定で本ウェビナーのアーカイブ動画配信をしております。今回ウェビナーに参加できなかった方は是非こちらよりお申し込みください。

また、弊社ではウェビナーでご紹介しきれなかったAWSFargateとAWS Lambdaを活用した構築実績が多数ございます。お気軽にご相談ください。お問い合わせはこちら

今後もスカイアーチ主催のウェビナーを開催いたしますので、
次回のウェビナーも楽しみにしていてください!

最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。

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h_kato