ゼロからのAWS認定クラウドプラクティショナー(CLF)取得~学習の進め方について~

はじめまして。

私は、2021年8月に中途で入社しました。
前職では、IT関連の企業に身を置いていたもののエンジニアとしての経験や知識はなく、
AWSに関しても全くの未知という、ほぼゼロからのスタートでした。

そんな私でも、短期間の学習で無事にAWSクラウドプラクティショナーを取得できました。
実際どのように、何を意識して学習を進めてきたのかを簡単にご紹介させていただければと思います。
ご紹介する内容につきましては、あくまで私個人の実践例ですので、ご自身の学習スタイルと照らし合わせて
使えそうなところを上手くご活用いただければ幸いです。

ちなみに、私の場合、学習期間はおよそ0.5か月ほど、受験本番までの学習時間は55~60時間ほどで、スコアは810/1000点でした。

主な使用教材

社内資格取得プログラムとして、テキストに準拠した内容の解説動画を視聴したりもしてきましたが、
総学習時間の大半を占める学習については、以下のような教材を主に使用していました。

①無料のweb問題集
②各種テキスト本に掲載されている問題
③kindle、Udemy1の問題

学習方法とポイント

私が実践していた学習方法は大きく3つの項目に分けられます。
1.テキスト読み込み
2.テキスト準拠の解説動画視聴
3.問題演習

1.テキスト読み込み
とにかくまずは情報をインプットします。私の場合は、いきなり講義や解説動画などで他者からの情報を入れようとすると
「聞く」「覚える」「整理する」といった具合にやるべきことが必然的に多くなり、結局ほとんど理解できないまま
後で一からテキストをすべて読み返すことになってしまいます。
ですので、まずは「なんか詳しくはわからないけどこんな感じなのね。」というくらいになるまで繰り返しテキストを読み返します。

<ポイント>
・テキストを繰り返し読み返す際は少し時間を空ける(連続して読み込まない)
→たとえ10分間だけでも、時間を空けてから読み返すことで、長期記憶として残りやすくなります。
・1度で100%覚えようと気張らない
→何度か読み返すうちに、「この単語よく出てくるな」「なんか重要っぽいな」という語句がわかってくるので、
そういったものを優先的に覚えていくのが効率的です。
・読んだらすぐにアウトプットする
→切りのいいところまで読み進めたら、一度テキストを閉じて、今読んだ内容を声に出して説明します。(独り言でもOK)
大事なのは「声に出す」という点です。話すために情報が脳内で整理されるので、より少ない回数で覚えられます。

2.解説動画視聴(講義受講)
テキスト読み込みである程度知識を頭に入れたら、今度は理解を深めるために解説動画を視聴(講義を受講)していきます。
事前に少しでも知識をもっていることで、解説の内容を整理/理解しやすくなります。

<ポイント>
・動画視聴後(講義受講後)、内容をすぐにアウトプットする
→テキスト読み込みと同様、声に出すことで情報を整理し、記憶をより定着させられます。
また、「説明できない=情報が整理できていない」ので、どこを重点的に復習すべきか見つけやすくなります。
・自分自身で説明できない部分のみ復習する
→この後の学習で、「問題を解く→間違えた問題に関連する範囲を復習」の反復を行うため、
ある程度自分の中で整理できている部分は一旦除き、不十分な箇所のみの確認でOKです。

3.問題演習
テキスト学習で知識の土台をつくり、動画、講義等で肉付けできたら、以降はひたすら問題演習を行います。
問題集などで実際に問題に触れることで、試験独特の言い回しに慣れつつ、テキストや動画等では
出てこなかった語句や表現など追加で覚えるべき内容の確認ができます。

<ポイント>
・繰り返し同じ問題を解く際は少し時間を空ける(連続して解かない)
→時間を空けて再度問題に取り組むことで、本当に覚えられているかが確認できます。
・問題の選択肢は必ず消去法で選ぶ
→他の選択肢がなぜ誤りなのかを確認しながら問題を解くことで、1問で幅広い内容を確認でき、
より効率よく復習を行うことができます。
・1度でも間違えた問題は要チェック
→何度連続で正解していても、その後1度でも間違えた問題は、「同じ回答に行き着かない=正しく理解できていない」と考え
必ず復習します。このような問題をそのままにしておくと、本番試験で少し選択肢の文言が変わるだけで解けなくなったりします。
・受験本番ぎりぎりまで問題に触れておく
→直前に解いた問題がそのまま本番試験で出題される・・・ということもあったりします。時間の許す限り問題を解いておいて損はありません!

まとめ

冒頭でもご説明したとおり、ここまでAWSクラウドプラクティショナーの内容やIT技術的な観点ではなく、
学習の仕方そのものにフォーカスしたご紹介となりましたが、特に大事なのは「即アウトプット!」ということだと思います。
アウトプットを丁寧に行うことで、より早く内容を理解できるようになるだけでなく、時間が経っても覚えていられる情報量が増えます。
せっかく時間を割いて勉強するのですから、少しでも自分の知識として残るものがあるとうれしいですよね。

拙い文章ですが、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
この投稿が、少しでも皆さんのお役に立てば何よりです。

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佐藤広国