実践で証明!効果的なISO・Pマーク運用術 ~セキュリティインシデントゼロへの道のり~

はじめに

スカイアーチネットワークス(以下、当社)は、ISO運営委員会という組織を設け、日々ISOおよびプライバシーマークの活動に取り組んでいます。以下に、当社の主な活動や取り組みについてご紹介します。

 

会議の様子

ISOとプライバシーマークについて

    情報セキュリティマネジメントシステム(ISO27001)、ITサービスマネジメントシステム(ISO20000)、そしてプライバシーマークは、現代のビジネスにおいて不可欠な認証制度です。これらは単なる認証取得にとどまらず、組織の持続的な成長と信頼性向上のための重要なツールとなっています。
    当社では、これら3つの認証を統合的に運用することで、より効果的な管理体制を構築しています。特に2024年は、全ての認証の審査を実施して無事に通過し、その実効性を証明しています。

効果的な教育プログラムの展開

    四半期ごとの定期教育

    当社では、年4回の定期的な教育プログラムを実施しています。この教育は単なる座学ではなく、実務に直結した内容を中心に構成されています。

    独自の教育メソッド

  • 実践的な勉強会
  • 理解度を確認する選択式テスト
  • 実地検証としてのシークレットショッパーテスト
  • 2024年の新たな取り組み

    今年から導入した「実例に基づくディスカッション方式」は、特に効果を発揮しています。実際に発生したセキュリティインシデントをケーススタディとして活用し、各チームでの活発な議論を促進しています。

具体的な成果

    セキュリティインシデントの激減

    教育プログラムの効果により、セキュリティインシデントは軽微なものを含めてほぼゼロになりました。これは、全社員の意識向上と実践的な対策の成果と考えております。

    組織文化の変革

    情報セキュリティに対する意識が大きく向上し、日常業務における自発的な改善提案も増加しています。

 

最後に

スカイアーチネットワークスの改善活動と効果をまとめると下記の通りとなります。

    1. 実践重視のアプローチ

  • 実例に基づく教育
  • 参加型のディスカッション
  • 実地検証による効果測定
  • 2. 継続的な改善サイクル

  • 定期的な教育プログラム
  • フィードバックの収集と分析
  • 施策の見直しと改善
  • 3. 具体的な成果

  • セキュリティインシデント発生リスクの軽減など
  • 全社的な意識レベルの向上
  • 認証の継続的維持

私たちの取り組みは、形式的な認証維持にとどまらず、実質的な組織力の向上につながっています。特に、実例を基にしたディスカッション方式の導入は、セキュリティ意識の内在化に大きく貢献しています。
この成功事例は、ISO・プライバシーマークの運用に悩む多くの組織にとって、有益な参考事例となるでしょう。重要なのは、単なる規格要求事項への適合ではなく、実践的なアプローチによる本質的な改善を目指すことだと考えております。

 

投稿者プロフィール

mogi
2019年に入社
ISO活動を推進してます。社内にISOマインドを浸透させる方法を模索中