寄付先訪問記『サバ缶の38%』

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こんにちは。arisabaです。

 

サーバー屋のサバ缶の寄付先について書きたいと思います。

実は私、2015年から2代目サバ缶担当に任命され、サーバー屋のサバ缶の売り上げを管理し、その38%を被災地の子供たちを支援する活動に寄付する重要な任務を任されております。

2016年の売上は、認定NPO法人カタリバ(https://www.katariba.net/)が運営する、被災地の放課後学校「コラボ・スクール」(https://www.collabo-school.net/)の活動に寄付させていただきました。

「コラボ・スクール」は認定特定非営利活動法人カタリバが運営する、被災地の子どもたちのための放課後学校です。宮城県女川町、岩手県大槌町、熊本県益城町で幼児~高校生に学習支援と心のケアを行っています。

このたびは、宮城県女川町にある、コラボ・スクール女川向学館へ訪問してきましたので、この場を借りてご報告したいと思います。

女川向学館は、旧女川第一小学校にあります。校庭にはまだ仮設住宅が並んでいました。運営しているスタッフは、NPOカタリバのスタッフ・大学のインターンシップ生・震災で職を失ってしまった地元の塾講師だった方で構成されています。

 

東日本大震災での女川町の住宅倒壊率は82.6%、6年前一斉に皆が家を無くしています。

震災当時は、全員が0からスタートし、生活を取り戻すために皆で力を合わせていました。しかし、6年経つと、その家々で再建のスピードは異なってきます。仮設住宅を出て、新しい家を建てられた方もいれば、まだ仮設住宅で暮らしている方もいます。

現状に対する焦りや、苛立ち、虚しさを抱えた親がいて、その子どもたちがいます。そして、そういった親の状況に子どもたちはとても敏感です。誰もが、子どものとき自分が親の状況にとても敏感であった記憶があるのではないでしょうか。

例えば、仮設住宅に住んでいる子どもたちは、親の状況を察して、限られたスペースでなかなか勉強に集中できずに悩んでいても、それを家族に相談することができなかったり、実はやってみたいことがあっても、遠慮して言えなかったりします。そういった子どもたちの心のケアと、学習支援をしているのが「コラボ・スクール」なのです。

「コラボ・スクール」へ訪問させていただいたことで、6年経って新たな問題が発生していることを知りました。今回、「コラボ・スクール」への見学を案内していただいた、スタッフの多田さんからは、「6年経って、これからが正念場だと思っています。熊本でも震災があって寄付もなかなか集まらなくなってきており、寄付していただき大変感謝しております。」とのお言葉をいただいております。

 

サーバー屋のサバ缶をお買い上げいただき、誠にありがとうございました。これからも、IT業界と被災地をリアルにつなぎ、社会に被災地の現状への関心を喚起するアイテムとして、息の長いサバ缶プロジェクトを続けてまいります。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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