文系未経験エンジニアの私がAWS認定全冠(13冠)に挑戦してみた話

はじめに

2023年12月にスカイアーチネットワークスに入社いたしました若手エンジニアのshimaです。
この度、AWS歴半年ながら認定資格をコンプリートすることができました。
2024 Japan AWS All Certifications Engineersの対象資格12個+新試験のAWS DEA(Data Engineer - Associate)を取得いたしました。

「実務でも生かせるインフラ知識を定着させたい」という思いで勉強を進めていた結果、「実際に自分の手でリソース動かしてみる」という学習方法にたどり着きました。
本記事では、文系出身/前職で技術に触れることが少なかった私でも「取り組みやすい」と感じたハンズオンおよび、資格対策方法について紹介させていただきます。

おすすめのハンズオン

Udemy

AWS:ゼロから実践するAmazon Web Services。手を動かしながらインフラの基礎を習得

AWSのリソースを使ってWEBサイト(WordPress)を構築できるハンズオンです。ネットワークや公開鍵暗号方式、DNSなどの基礎的な概念も説明してくれるため、インフラの基礎知識を底上げできます。セクションごとに学習内容のおさらい動画もついているため、知識を定着させやすい講座だと感じました。

AWSで学ぶ!OAuth入門

Amazon Cognitoを用いてOAuthの概念を丁寧に説明してくれているハンズオンです。書籍だけではAmazon Cognitoの動作のイメージがつかめなかったため、こちらのハンズオンで理解を深めました。セクションが理論編と実践編に分かれているため、こちらの講座もやりっぱなしにならず、手を動かしながら知識が得られる内容でした。

20時間で【Linux】マスター!!基礎、シェルスクリプト、Docker基礎、ネットワーク 、セキュリティを体系的に解説

初心者~中級者向けのLinuxに関するハンズオンです。AWS認定試験には直接関係ないですが、AWSを理解するための基盤となるインフラの基礎知識が実践的に身につくため、紹介させていただきます。シェルスクリプトやDockerなどについてもハンズオンがあり、本講座一つでLinuxの基礎知識に関しては一通り網羅できます。LPIC/LinuCのレベル1対策用の講座となっておりますが、レベル2以降の試験対策にも十分な内容でした。

AWS 日本語ハンズオン(JP Contents Hub)

AWS 日本語ハンズオン(JP Contents Hub)

AWS公式ブログで紹介されているAWSのハンズオン集です。Specialtyの認定試験などの特定のリソースに関する知見を深めたい際に活用していました。Udemyの講座にないリソースのハンズオンに挑戦したいときに有効です。比較的易しいものも多いため、気になるハンズオンに気軽に取り組んでみてください。

演習で学ぶネットワーク

演習で学ぶネットワーク

ネットワーク用語から構築のためのコマンドまで幅広く解説してくれています。ハンズオンでは、Cisco Packet Tracerを用いた演習が用意されております。機器同士のケーブル接続等のハードウェア設定が完了しているテンプレートを用意してくれるため、すぐにコマンド演習に取りかかることができるのが魅力的です。YouTubeにて動画解説も行っているようなので、テキストでの解読が難しい場合は併せて確認してみてください。こちらのハンズオンはAWS ANS(Advanced Networking - Specialty)を受験する際に非常に役に立ちました。

ハンズオン以外に行った勉強

書籍の読み込み

ハンズオンで基礎力を上げた後は、下記の参考書/問題集を用いて実践的な試験対策を行いました。巻末の模擬演習などで間違えた分野を解説している部分に付箋を貼り、試験直前に振り返りを行うことで全試験一発合格できました。

ASSOCIATE系

PROFESSIONAL系

AWS DOP(AWS Certified DevOps Engineer - Professional)に関してはAWS DVA(デベロッパー - アソシエイト)AWS SOA(Sysops Administrator - Associate)の参考書にて試験対策を行いました。

SPECIALTY系

資格受験にあたって

ハンズオンや参考書を中心に私が行った資格対策を紹介させていただきましたが「資格取得は技術を理解するための手段に過ぎない」と私は考えております。だからこそ、付け焼き刃の知識で試験に臨むのではなく、実践に近い形で知識を蓄えようと心がけてきました。
これから試験に臨む皆さんも「資格取得後、どうなっていたいか」を考えておくと学習のモチベーションにも繋がるかと思いますので、ぜひ実践してみてください。AWSを学習する方にとって、本記事の勉強方法が選択肢の一つとなれることを心より願っております。

投稿者プロフィール

shima
ハンズオン大好き若手文系エンジニア
2024 Japan AWS All Certifications Engineers

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