目次
はじめに
Lambdaのアップデートにより、テストイベントを共有できるようになりました。
このページでは共有テストイベントを実際に作成して、別ユーザで共有されているかどうか試してみます。
アップデートの内容について
公式ページはこちら↓になります。
AWS Lambda コンソールが、デベロッパー間でテストイベントを共有するオプションのサポートを開始
これまでテストイベントを利用できるのはテストイベントの作成者のみでしたが、このアップデートによりチーム内の他ユーザも同様のテストイベントを利用することができます。
注意点
テストイベントの共有はLambdaのIAMポリシーだけではなく、EventBridge schemaのIAMポリシーが必要です。
IAMアクセス許可を厳格に絞り込んでいる場合は注意が必要です。
(後述: おまけ)
必要なIAMポリシーについては下記リンクから確認ができます。
共有可能なテストイベント
手順の概要
- Lambdaの作成
- 共有テストイベントの作成
- 共有テストイベントの確認
手順
Lambdaの作成
適当なLambdaを作成します。
共有テストイベントの作成
共有テストイベントを作成します。
作成完了しました。
共有テストイベントの確認
作成した共有テストイベントを別アカウントにて確認します。
無事にテストイベントが確認できました。
おまけ
Lambdaの共有テストイベントはAmazon EventBridge schemaの lambda-testevent-schemas タブに保存されます。
そのため、EventBridge schemaのアクセス許可を行わないと共有テストイベントを参照することができません。
必要なIAMポリシーについては下記リンクから確認ができます。
共有可能なテストイベント
Amazon EventBridge - lambda-testevent-schemas タブ
まとめ
- Lambdaのテストイベントが作成者だけでなく、同アカウント内の別ユーザにも共有できるようになりました。
- 共有テストイベントを作成/参照/更新/削除を行う場合はEventBridgeのアクセス許可が必要です。
- 作成者のみ参照可能なプライベートテストイベントも従来通り作成可能なので、上手に使い分けましょう!
投稿者プロフィール
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2021年4月からスカイアーチに中途入社しました。
AWSともっと仲良くなるべく日々勉強中です。