ラスベガス re:Invent2023で Game Day / Jamに参加しまくってきたお話

この記事は公開されてから半年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

re:Invent2023にてGameDay/Jamに1日1セッション参加してきたのでそのまとめレポートになります。

GameDay / Jamとは?

Session Type - Gamified Learning
に属する、実践型・競技形式のハンズオンセッションです。

Game Dayとは?

ハンズオン形式のラーニングセッションで、Unicorn.Rentalsという会社の抱えている問題がテーマになっています。

今回は、こちらの6タイトルが開催されていました。

1チーム4名のチーム対抗戦です。クエストと呼ばれるお題に沿った構成を作成、既存設定の修正をすることでポイントを得られ最終的に獲得ポイントが多いチームが優勝となります。
ある課題に対して、不完全な状態のAWSアカウントや前任者の作成途中のソースコード・CFn等が提供されるので、これを改善していきその合計ポイントで競います。

また、各お題にはヒントもありますが、利用するごとにポイントが減点されます。より詳細な情報が得られるヒントほど減点が大きくなります。

Jamとは?

Jamも基本的にはGameDayと一緒になります。
こちらもハンズオン形式のラーニングセッションで、Unicorn.Rentalsという会社の抱えている問題がテーマになっています。

今回はGenerative AI / DevOps & modernization / Security の大きく3タイトルが開催されていました。

コンテンツのテーマに違いがあるものの、AWSソリューションを実装するスキル争うチーム対抗のコンテンツという点ではGame Dayと大きな差が無い印象です。

こちらも最大4人でチームを組み、タスク達成ごとにポイントが加算されその合計ポイントで競います。
ある課題に対して、不完全な状態のAWSアカウントや前任者の作成途中のソースコード・CFn等が提供されるので、これを改善していきその合計ポイントで競います。

また、各お題にはヒントもありますが、利用するごとにポイントが減点されます。より詳細な情報が得られるヒントほど減点が大きくなります。(ヒントについてもおなじですね。)

GameDayとJamの違い

基本的にはどちらも大きなセッションカテゴリ(セキュリティ・ネットワーク・DevOpsなど)があり、企業が抱えている課題がクエスト・お題として問題が提示されます。
その問題に沿うように、AWSサービスの構築、不具合の修正をしていく感じでした。

このコンテンツは学ぶことが重視されているため、わからなければヒントを活用して理解を深めていくことも可能です。

私は今回、GameDay x3、Jam x1 と参加してきましたが、お題カテゴリ(DevOps & modernization)のせいかもしれませんが、Jamが一番参加者数が多かったです。

環境・進め方の違い

GameDayでは1つのAWS環境にサービスをデプロイして、サービスを動かす中で発生する様々なトラブルなどを解決していきます。
なので、チームで一つのシステムを協力して作成していくイメージです。
特定の問題が完了していないと進められない・減点される問題があったりしました。

一方Jamでは、複数の問題が難易度毎に用意されておりどこからでも開始できそうでした。他問題との依存もなく、Jamではチャレンジごとに専用のAWS環境が用意されていました。

問題毎の難易度の違い

GameDayでは「200/300level」のようなスコアで、Jamでは「Easy/Medium/Hard」と複数の難易度の問題が用意されていて、
どのレベルであってもヒントを最後まで使えばクリアする方法が分かります。
Jamの方問題の選択肢が多かったので、自分に合った問題を選択し進めたいという観点ではJamの方が良いかもしれません。

↓GameDayの問題形式

↓Jamの問題形式

スコアボードの違い

GameDayは日本で参加した時と同じようなスコアボードでした。
Jamは今回初めて参加したのですが、Jamの方がクエスト画面や各チームのスコアボードなどがスマートな印象でした。

↓GameDayダッシュボード

↓Jamダッシュボード

今回参加したセッション

GHJ303 | AWS GameDay Championship: The Frugality Fest (sponsored by Red Hat)

The Unicorn.Rentals saga continues with the exciting addition of the AWS GameDay Championship: Frugality Fest! In a race against time, compete against other teams to reduce the operating costs of the Unicorn.Rentals app while keeping up with rapidly growing demand. Address a wide variety of cost optimization challenges related to compute, networking, storage, and observability. Join this collaborative and fun challenge to accelerate your AWS learning journey. This GameDay also features a quest from Red Hat about application automation with Red Hat OpenShift Service on AWS. You must bring your laptop to participate.

GHJ203 | AWS Jam: DevOps & modernization (sponsored by Palo Alto Networks and LaunchDarkly)

Are you looking to enhance your AWS DevOps skills? Don't miss this opportunity to immerse yourself in AWS DevOps challenges, gain hands-on experience with AWS services and offerings from AWS Partners, and get a chance to win prizes. Activities are designed for users of all skill levels, and AWS experts are available to help elevate your knowledge. Come with a team, or if you don't have a team, we will help you join one. This Jam also features Jam challenges from our sponsors, Palo Alto Networks and LaunchDarkly. All you need to bring is your desire to learn and a laptop.

GHJ301 | AWS GameDay Championship: Building F.O.C.U.S. (sponsored by Datadog)

Have you ever built a full social media platform in just a few hours? Fictitious company Unicorn.Rentals’ unicorns have been asking for a community app for a long time, and they need you to deliver it! Join in building F.O.C.U.S. (the First and Only Unicorn Socialnet), a cloud-based, serverless micro frontend on AWS Amplify. This platform boasts features spanning social networking, content moderation, location tracking, and even image generation through generative AI. This GameDay also features a quest from Datadog about detecting and mitigating security risks. A laptop is required; basic coding skills are also helpful so you can get started quickly.

GHJ202 | AWS GameDay: Formula 1

AWS GameDay: Formula 1 is a team-based learning exercise designed to allow participants to put their AWS skills to the test in a real-world, gamified, risk-free environment. Our fictitious F1 team, Unicorn.Rentals.Racing, wants to use data to enhance the performance of drivers, cars, and pit crews. With sample data from Formula 1, your team will put their skills to the test and ensure Unicorn.Rentals.Racing is ready to provide essential racing tooling for the team. If you don't have a team, join the session on your own and we will help find you one. You must bring your laptop to participate.

結果・感想

結果

合計4つのGameDay/Jamに参加して最高成績は、、、

GHJ303 | AWS GameDay Championship: The Frugality Fest (sponsored by Red Hat)

に参加した時の9位でした!
やはり普段利用しないサービスの問題だとどこから手をつけるのかがわからず苦戦することもありましたが全体的に楽しく実践トレーニングすることができました。

感想

日本でAPNパートナー向けに開催されているGameDayが好きでほぼ毎回参加しているのですが、re:Invent参加するなら是非グローバルな戦いを現地でも!と思い今回参加してきました。

私と同じように「GameDay大好きで毎日GameDay参加してるぜぇ」という参加者もいて非常に面白かったです。
2回はソロ参戦して外国の方とチームご一緒したのですが、列の先頭の方だったからか、「昨日も今日も明日もGameDayでるぜぇ!!」といったGameDay大好きな方々とチームになりました。複数回参加する時は前日もらった参加賞SWAGとか持ち歩くと話のネタになると思います。

会場の雰囲気

スカイアーチのメンバーでGameDay参加。

ソロ参戦してランダムマッチングした外国人とご一緒。

日本人チームで参加。

各セッションで参加賞SWAGもいただきました

おすすめポイント

こんなにGameDay/Jam参加してきましたが、私からのおすすめするポイントとしては、、

ゲーム感覚だが、勉強になる

問題の形式でAWSを触れることができ、そのポイントを競うので非常に楽しいです。
また、個人戦ではなく、4人1チームで行うので、コミュニケーションを取りながらワイワイと学ぶことができます。

リスクなく無料で様々なAWSサービスを触ることができる

GameDayイベントでは、AWSサービスアーキテクチャパターン・ベストプラクティス・トラブルシューティングをリスクのない環境で実践することができます。
環境もAWSが用意してくれるので無料で利用できますし、ソースコードはCFnといった大枠も準備されていますので、ヒントを頼りに進めることも可能です。

わからないところをすぐに気軽に質問できる

わからない問題があればチームメイトはもちろんのこと、AWSのサポートの方もいらっしゃるので、問題を解くためのサポートを受けることも可能です。
ただし、すべて英語となるので、その点はご注意ください。

優勝すると豪華賞品も!?

チームでポイントを競うので楽しいですが、優勝すれば賞品ももらえるようです!
GameDayの方の景品は分かりませんでしたが、私の参加していた回のJamの優勝者はキーボード等々をもらっているようでした。

また、開始1時間の中間発表で一位のチームにはタンブラー?のような景品が送られていたので、序盤戦のスタートダッシュがうまくいくと賞品いただけるようでした。

まとめ

私は今回参加できませんでしたが、セキュリティ系やAI系のについてのGameDay/Jamも開催されているようでした。
re:Inventに参加されるエンジニアの方なら、ぜひ自分の得意分野のGameDay/Jamに一度は参加して自分のスキルの腕試し、現地でしか体験できない学びや交流をしてみてください!

投稿者プロフィール

makuta
2024 Japan AWS Top Engineers

AWSを使ったサーバレスアーキテクチャ・コンテナサービスの設計・構築を担当。