【報告】re:Invent2024のJAMで準優勝しました!〜JAMで学ぶモダンアプリケーション開発〜

JAM

2024年もre:Inventに現地参加している幕田です。
モダナイゼーションに関するJAMに参加して準優勝したのでその報告とモダナイゼーションについてもおさらいしていきます。

セッション概要

MAM311-R: The application modernization skills challenge

In this hands-on workshop, embark on a cloud-centric transformation journey and hone your modernization skills through a series of practical challenges. Decompose monolithic applications into microservices and deploy them using AWS Lambda. Move from a relational self-hosted data tier to fully managed, cloud-centric data tier. Containerize existing workloads and deploy them using Amazon ECS and Amazon EKS. Add observability and automate it with CI/CD pipelines using AWS CodePipeline, AWS CodeBuild, and AWS CodeDeploy. Join a team in the workshop, and score points by successfully completing modernization challenges using the accounts provided to you. Accelerate your efforts with Amazon Q Developer. You must bring your laptop to participate
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このハンズオンワークショップでは、クラウド中心の変革の旅に乗り出し、一連の実践的な課題を通してモダナイゼーションのスキルを磨きます。モノリシックなアプリケーションをマイクロサービスに分解し、AWS Lambdaを使用してデプロイします。リレーショナルなセルフホストデータ層から、完全に管理されたクラウド中心のデータ層に移行します。既存のワークロードをコンテナ化し、Amazon ECSとAmazon EKSを使ってデプロイする。AWS CodePipeline、AWS CodeBuild、AWS CodeDeployを使用して、CI/CDパイプラインで観測可能性を追加し、自動化します。ワークショップでチームに参加し、提供されたアカウントを使用してモダナイゼーション課題を成功させることでポイントを獲得します。Amazon Q Developer を使って作業を加速させましょう。参加にはラップトップが必要です。

モダナイゼーションとは?

簡単にモダナイゼーションについてもまとめておきます。

引用:https://www.ibm.com/blogs/solutions/jp-ja/what-is-modernization/

「モダナイゼーション」とは、レガシー・システムを最新のテクノロジーやトレンド、業界標準に合わせて最適化し、新たな価値を生み出すように変革することです。古いハードウェアやソフトウェアを最新のものに置き換えること、アプリケーションを更改すること、新しい開発手法や運用方法を採用すること、最新のセキュリティー対策を実装すること、ITインフラストラクチャーの総合的な効率性・信頼性・パフォーマンスを向上させるための改善を行うことを指します。

オンプレのサーバをAWSに移行することで下記のようなメリットが考えられます。

  • 運用コストの削減
  • スケーラビリティの向上
  • 開発効率の改善
  • インフラ管理の負担軽減

AWSによるモダナイゼーションの具体的アプローチ

1. インフラストラクチャの最適化

  • オンプレミスサーバ → Amazon EC2
  • AWS VMware Cloud on AWSでそのまま移行も可能
  • ツール:
    • AWS Application Migration Service)を使用した移行

2.ストレージのクラウド化

  • レガシーNFS → Amazon EFS
  • メリット:
    • 共有ストレージとして高可用性/拡張性を確保

3.データベースの近代化

  • オンプレDB → Amazon RDS/Aurora
  • メリット:
    • マネージドサービスによる運用負荷軽減
    • スケーラビリティ、高可用性の実現

4.アプリケーションのコンテナ化

  • 従来のアプリケーション → Docker化
  • Amazon ECS/EKSでコンテナオーケストレーション
  • メリット:
    • マイクロサービス化による柔軟な開発・運用

5.サーバレスアーキテクチャ化

  • モノリシックなアプリケーション → AWS Lambda
  • イベント駆動型アーキテクチャへの移行
  • メリット:
    • コスト最適化、運用負荷軽減

セッション内容

当初はワークショップだと思っていたのですが、実際はチームでAWSサービスを使ってモダナイゼーションのスキルを競うJAMセッションでした。

オンプレ → AWSへのモダナイゼーションを実際に競技形式ハンズオンでやってみましょう。というセッションでした。

JAMって何?

「AWS JAM」については以前こちらのブログで書いています。
ラスベガス re:Invent2023で Game Day / Jamに参加しまくってきたお話

要するに

  • 4人1チームでWSのスキルを競うセッション
  • システム上の不具合がお題として出され、修正し正解すると得点がもらえる
  • 一番ポイントをとったチームが優勝

となります。

結果

セッションで出たお題の話は詳細に記載できないためいきなりJAMの結果報告となります。

合計25チームが参加して熱い戦いを繰り広げました。
私はせっかくなので触ったことない「オンプレNFSからのデータ移行」と「SQLServerのデータ移行・RDS最適化」を担当しました。

チーム一丸となり問題を解いていき、タイトルにある通り最終的に見事、準優勝を果たしました!!
re:Inventでは初表彰台なので非常にうれしいです!!

今回は準優勝の景品でEcho Spotをいただきました!

まとめ

モダナイゼーションに関してはBlackBeltの動画もあるので参考にしてみてください。

https://www.youtube.com/watch?v=-Nu-KTsFk1A

投稿者プロフィール

makuta
2024 Japan AWS Top Engineers

AWSを使ったサーバレスアーキテクチャ・コンテナサービスの設計・構築を担当。