こんにちは、arisabaです。
The Computing Conference(TCC)とはAlibaba Cloudの最大の年次イベントです。参加登録数は世界からなんと12万人。AWSでいうre:Inventのようなイメージです。チケットの入手方法もなかなかハードルが高いので、日本から参加された方は少なかったのではないかと思います。参加者も9割以上が中国人だったように感じました。キーノートは世界のVIPで埋まってしまったそうで、残念ながら参加できず。。展示ブース巡りをしてきました。その中で私が気になった10個を写真と一緒にご紹介させていただきます。
①オフィス系ソリューション
チャットやスケジュール管理が行えるグループウェア、ドキュメントをスキャンするとテキストデータ化してくれるソフト、スマホと複合機等との連携等の展示がされていました。英語で説明してくださったスタッフの方が素敵だったので思わず写真を撮ってしまいましたw
②無人倉庫
・ピックアップして乗せるロボット
・乗せられたものを決められた位置まで運ぶロボット
日本でもこのロボットが採用されていて千葉県にある倉庫で実際に活躍しているとのことです。
③ホテルロボット
展示を見た時はたまご型ロボットが缶ジュースをスルスル運んでいる様子で、何がすごいのかよく分からなかったのですが、日本でいくつか記事を発見しました。Space Eggという名前のホテルロボットで、スマートスピーカーやWi-Fiが搭載されており、お客様が必要としている物をお部屋まで運んでくれるみたいです。Wi-Fiでエレベーター操作もでき、顔認識してお客様に挨拶もしてくれるそうです。すごい。
④AR自動車
これがいちばんテンション上がりました!
1600人のAlibabaエンジニアが開発したAliOSによって動いています。
AIで天候の状況等から、サンルーフの開閉や、ワイパーをつけたり勧めてきます。それに対して音声認識で操作が可能になっています。その他音楽の再生なども音声認識でできました。対応言語は中国語のみでした。
ARの部分ですが、危険な運転をしているバイクが近づいてきたら避けるように勧めたり、交通状況をみて車線変更等の誘導もしてくれます。標識も分かりやすく画面上に表示されたり、道の幅も車が通れる幅なのか表示してくれます。
車の中央とハンドルの奥にARのナビゲーションが入っていましたが、ゆくゆくはフロントガラスに表示できるようにしていくそうです。
⑤家畜IoT
豚が効率良く出産して美味しく出荷できるように健康状態を可視化できるそうです。
⑥農業IoT
ここまでがAlibabaCloudやその関連会社のソリューション展示で以下はパートナーのソリューションの紹介です。
⑦街灯や監視カメラ
杭州の交差点などではたくさんの監視カメラがついていました。(写真左:展示されていた街灯と監視カメラ 写真右:杭州の交差点に設置されたカメラ)中国では交通渋滞が深刻な問題となっており、杭州ではAlibabaのET City Brainというシステムでスマートシティ化が進んでおり、実際に交通量を見て高速道路に入場規制がかかったりします。また、火事が起きた際に交通状況を考慮した上で最短ルートを割り出し、消防車や救急車を派遣するという事例が有名です。スマートシティーについてはまた別途書きたいと思います。
⑧ドローン
印象的だったのが悪いドローンを撃墜する銃。弾丸は出ないです。圧縮された電磁波を出して、制御を奪いドローンを緊急着陸モードにさせるらしいです。確かに、必要ですよね。
⑨退役軍人による物流会社
AlibabaCloudとどのような関わりがあるかは分かりませんが、中国特有な感じがして興味深かったので写真を撮りました。
⑩サバ缶
サバ缶!?そうなのです!今回サーバー屋のサバ缶が初めて中国進出しました!
SBクラウド社のブースで、AlibabaCloudのMSPとしてミニセッションの枠をいただいて、大連のスタッフによる中国語でのプレゼン!中国にWEBを公開するには通信速度の問題やICPライセンスの取得等ノウハウが必要となりますので、何かお困りのことがありましたらご相談承っております!
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