AWSのMSPプログラムは「取って終わり」じゃない!

この記事は公開されてから半年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

はじめに

みなさま、こんにちは。
スカイアーチネットワークスのAWSPP委員会に所属しているFujisawaです。
※AWSPP委員会については こちら

今日はAWSのMSPプログラム・・・の「更新」についてお話したいと思います。

おさらい:AWS マネージドサービスプロバイダー (MSP) プログラムとは

AWS マネージドサービスプロバイダー (MSP) プログラム(以下、MSPプログラム)とは、計画と設計、構築と移行、オペレーションとサポート、オートメーションと最適化を含む、クラウドジャーニーのあらゆる段階でエンドツーエンドの AWS ソリューションをお客様に提供します。

このMSPプログラムの認定を取得するには、ビジネスの健全性と技術的能力が高い基準を満たしていることを確認するために、広範な独立監査を完了する必要があります。

スカイアーチでは2020年にMSPプログラムを取得していますが、AWSのMSPプログラムは取得した後、定期的な更新が必要となります。更新の監査に落ちてしまうと当然ながら認定をはく奪されてしまうため、非常に大切な手続きとなっています。

実際に更新するにあたって大変なところ

現在更新に向けていろいろと動いている中、営業担当者の目線で「これは大変だ」と感じたところをまとめました。

VCL(Validation Checklist)の読み込み

MSPプログラムの審査を通るためには、ベンダーが提供するサービスが各種要件を満たしている必要があります。
この要件がまとめられているのがVCLであり、まずはこれを読まねば進めません。

ここで大変だったのは以下の点です。

  • 随時更新されていくため、更新への準備をしている途中で検討事項が増えたりする
  • 原文は英語なので、日本語に訳したもので進めていくと違和感を覚える箇所がたまにある
  • 意味を取り違えるといけないので、複数名で文章を読み解釈を比べた方が良い

AWS側の解釈と齟齬が起こらないよう、慎重に読み込みを進めていきます。

事例をきちんとまとめること

AWSは非常に事例を重要視することで有名ですが、審査でも事例は各項目で、複数求められます。効果が明確な数字で効果が示されているものである必要があり、きちんと日頃からお客様とビジネスに関するお話をしているかがポイントになってきます。

入念なリハーサル

前回の経験者の方に見てもらうなど、入念にリハーサルを行います。実際に話すときにもたつかないよう、必要になると思われる書類は全てスムーズに取り出せる状態にしておくといったことにも気をつけます。

まとめ

AWSのMSPプログラムは「取って終わり」の認定ではなく、更新を行う際にはより高度なサービスベンダーになっていることを要求されます。スカイアーチもMSPプログラム更新し続けられるよう、常により良いサービスを目指して邁進してまいります。

最後に、スカイアーチはAWSのコンサルティングパートナーとして
お客様のAWSの運用をご支援させていただいた実績が多数ございます。
スカイアーチのAWS運用サービスについて、興味を持たれた方は
是非お気軽にお問い合わせください。

投稿者プロフィール

sales