はじめに
皆様こんにちは!
本日は、9月14日に開催されました「AWSオンラインセミナー『建設/建築業界のDX動向をアップデート』のセッションで説明されていた、建設業界の課題、AWSを活用したデジタル化推進についてご紹介させて頂きます。
公式リンク
https://pages.awscloud.com/JAPAN-event-OE-20210916-MFG-ENG-reg-event.html
セッション内容概要
~当セミナーでは、建設/建築業界での目標や課題を、デジタルを活用した自動化や効率化で解決すると共に、AWSが提唱する建設業界の為のデジタルを推進するプラットフォームモデルの効果や目的等について説明しておりました。
日本国内における建設業の課題
それでは、セミナーで説明されておりました現在日本が抱える建設業界の課題について下記3つを説明させて頂きます。
【課題①】深刻な人手不足・働き方の改善
建設業就業者は、55歳以上が34.1%、29歳以下が11%と⾼齢化が進⾏し、次世代への技術継承が⼤きな課題となっております。
また就業者数も大幅に減少し、技能労働者は2025年には最⼤90万⼈不⾜する可能性があるとされております。
出典:国土交通省『建設業及び建設工事従事者の現状』
【課題②】インフラ⽼朽化
⾼度経済成⻑期以降にその多くが整備された社会インフラについて、建設後50年以上経過する施設の割合は、2033年(令和15年)時点では道路橋で約63%、トンネルで約42%と⾒込まれており、その割合は増加傾向にあるます。
【課題③】サステナビリティ(主に環境保全)
改正建築物省エネ法により2000㎡未満300 ㎡以上の中規模建築物も⼀次エネルギー基準(BEI)がエネルギー消費性能基準に適合する義務が⽣じます(令和3年4⽉施⾏)。
つまり、より一層省エネやCO2排出削減等、環境に対する配慮が法律により求められる事になります。
参照:https://shoenehou-online.jp/
上記3つの差し迫った課題を解決する為に、建設業はモダナイゼーションする必要があり、生産性、サステナビリティ、安全性等の向上が求められていると説明されておりました。
AWSを活用したデジタル変革
モダナイゼーションの方法としてAWSは、下記6つの建設業向けデータプラットフォームモデルに沿った、loTやAI等のAWSリソースの利用を提唱しております。
今回は、6つのモデルについてそれぞれの概念をご紹介させて頂きます。
①Sustainability(企業CSR)
データ(IoT センサー, BMS, Databases)やAI と機械学習を活用して、建築物や建機における二酸化炭素排出量や資材消費量を削減すべく、最も効率よく運用されているか確認する。
・サービス事例こちら
②Supply Chain(物流・供給管理)
計画から竣工までにおける建材と人材のエンドツーエンドトラッキング。
原材料調達のトラッキング、配達状況のトラッキング、調達に対する活動の最適化を行う。
③Predictability(予測可能性)
ビッグデータ等を活用したデータ分析により工事のリスクや課題を事前に特定し修正。
調達リスクから供給に対する課題予測、自動化やリアルタイム可視化、課題の早期発見により生産性を向上する。
④Productivity(生産性)
デジタルと連携して工期の遅れやコスト超過、手戻りを削減。
AWSサービスとの連携により生産性の向上と設計・施工・保守運用のライフサイクル全体に渡るコラボレーションを促進する。
・サービス事例はこちら
⑤Worker Safety(安全性)
高リスクな環境と急速に変化するプロジェクト状況による労働者の負傷の防止。
AWSサービスにより従業者安全を向上させる。安全でない作業状況を特定し、通知をトリガーしたり、作業者の位置、(建機等の)近接状況、疲労、落下、その他危機的状況を定期的にトラッキングする。
・サービス事例はこちら
⑥Construction Tech(建築技術導入)
サステナブルな方法と資材で設計と施工されたスマートインフラストラクチャを推進。
建設機器の状況をモニタリング、ロボットやセンサーやBIMモデルを利用した自動施工やロボット施工を導入する。
具体的な利用
上記6つのモデルにそって、建設現場のデジタル変革を進める為に当セミナーでは先ずはAPNパートナーに問合せ、積極的にAPNパートナーを活用する事が重要であると説明しております。
まとめ
以上、当セッションでは日本における建設業の課題とデジタル変革の必要性、またそれに対するAWSの活用方法等が説明されておりました。
今後複雑な社会的背景により変化を求められる業界が増える中、IoTやAI、ビックデータ等の最新テクノロジーをどう活用し、そしてどの様に改善するのか?を業界全体で試行する事が重要であると感じました。
スカイアーチネットワークスは国内上位80社のアドバンスドコンサルティングパートナーであり、AWSを活用したIoT等の活用事例等も多数御座います。
DX等に関しご興味をお持ちの場合は、どうぞこちらまでお気軽にお問合せ下さい。
それでは最後までお読み頂き誠に有難う御座いました。
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