これまで制限のあったAWS大阪リージョンですが、2021/3/2より国内2つ目の正式リージョンとして利用可能となりました!
https://aws.amazon.com/jp/local/osaka-region/
これにより東京リージョン(ap-northeast-1)、大阪リージョン(ap-northeast-3)と国内に2つの選択肢ができました。
既にマネジメントコンソールより通常の操作で選択可能となっています。
実際どうなの
そこで気になる通信速度について東京と大阪のAWS内外で比較してみました。
・東京に設置した機器 --> 東京リージョンのEC2 のping応答速度:平均4.0ms
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10 packets transmitted, 10 received, 0% packet loss, time 8998ms rtt min/avg/max/mdev = 3.877/4.057/4.257/0.112 ms =平均4.0ms |
・東京に設置した機器 --> 大阪リージョンのEC2 のping応答速度:平均9.3ms
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10 packets transmitted, 10 received, 0% packet loss, time 9002ms rtt min/avg/max/mdev = 9.242/9.382/9.561/0.114 ms =平均9.3ms |
・大阪に設置した機器 --> 東京リージョンのEC2 のping応答速度:平均15.6ms
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10 packets transmitted, 10 received, 0% packet loss, time 9014ms rtt min/avg/max/mdev = 14.941/15.655/16.689/0.576 ms =平均15.6ms |
大阪に設置した機器 --> 大阪リージョンのEC2 のping応答速度:平均7.2ms
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10 packets transmitted, 10 received, 0% packet loss, time 9012ms rtt min/avg/max/mdev = 6.336/7.198/8.353/0.583 ms =平均7.2ms |
東京リージョンのEC2 -> 大阪リージョンのEC2 のping応答速度:平均8.6ms
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10 packets transmitted, 10 received, 0% packet loss, time 9015ms rtt min/avg/max/mdev = 8.540/8.602/8.699/0.085 ms =平均8.6ms |
大阪リージョンのEC2 -> 東京リージョンのEC2 のping応答速度:平均8.5ms
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10 packets transmitted, 10 received, 0% packet loss, time 9015ms rtt min/avg/max/mdev = 8.519/8.598/8.669/0.118 ms =平均8.5ms |
・大阪に設置した機器 --> 東京リージョンのEC2 のping応答速度:平均15.6ms
・大阪に設置した機器 --> 大阪リージョンのEC2 のping応答速度:平均7.2ms
関西圏でAWSを利用する場合、大阪リージョンを選択する価値は大いにあると言える結果となりました。
今後も期待
先日までは一部の方が利用でき、ap-northeast-3aしかなかったアベイラビリティゾーンも ap-northeast-3a,3b,3cと3つが使用可能となりました。
大阪リージョンで提供されているサービスは東京リージョンに比べるとまだ限定的ではありますが、実用性は十分です。
また、DRとしての国内別リージョンという使い方も実現可能です。
弊社大阪オフィスでも積極的に利用していきますので、お問い合わせをお待ちしております。
投稿者プロフィール
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Zabbixとお酒をこよなく愛す元バンドマン。
たぶん前世は風船。
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