今回はAWS界隈の英語についてお話ししたいと思います。
サービスの名称の由来、よく使われている言葉(AWSに限らず)の意味などです。
■Elastic
EC2(Elastic Conpute Cloud), Elastic Beanstalk, ElastiCacheなど様々な場面で見かける単語です。
Elasticで辞書を引くと「伸縮自在」「しなやか」「融通がきく」とのことで、まさしくAWSサービスの特徴を表しています。
■Glacier
意味は「氷河」。
太古の生物が氷河に保存されている様から、データ長期保存のサービスにこの名前が冠されているのでしょう。
■Elastic Beanstalk
Beanstalkは「ジャックと豆の木」に出てくる「豆の木」。
開発者が地面から空まで昇っていくのを助けるという意味が込められているそうです。
個人的にはあまりピンとこないネーミングです。民族の違いでしょうか。
■CloudTrail
Trailは総じて「通った跡」という意味です。
頭一文字とると電車のRail(レール)。
AWSサービスの操作の跡(履歴)を残す、ということでこの名前が付いています。
■テナント tenant
日本ではもっぱら「賃貸ビルに入っている店・事務所」の意味でつかわれている言葉。
英単語としての本来の意味は「借地人」「居住者」。
AWSが所有する物理ホストサーバを物件に見立て、その上で動作するインスタンス(ゲストサーバ)は居住人に見立てています。
▼マルチテナント
1物件(物理サーバ)に複数人(インスタンス)住んでいる
▼シングルテナント(専有インスタンス)
1物件(物理サーバ)に1人(インスタンス)だけ住んでいる
■メトリックス metrix
CloudWatch等で耳にするこのフレーズ。
これ!という日本語訳は無いようです。
何かしらデータを収集して、そのままの形ではなくて、計算や分析を加えてわかりやすいデータ(数値)に変換したもの だそうです。
■デプロイ deploy
システムを利用可能にすること。
開発→ステージング環境/ステージング→本番環境への反映も含む。
英単語としての意味は「配備」「配置」「展開」です。
■プロビジョニング provisioning
需要を予想しリソースを調達すること。
サイトアクセス数を見積もってそれに応じたスペックのEC2インスタンスでWebサーバを用意する、とかそういった感じです。
pro(前もった)vision(先見の明)ing(動作/行動を表す)。
■レイテンシー latency
late(遅い、遅れた)の派生で「遅延時間」「遅延すること」の意。
よく「レイテンシーを抑える」などの形でAWS試験に顔を出します。
本記事の内容はここまでです。
資格試験の役に立ったり、面白いなぁと感じて頂けたら嬉しいです。
投稿者プロフィール
- 2015年8月入社。弊社はインフラ屋ですが、アプリも作ってみたいです。