CentOS 7 系で、yumコマンドを利用可能にする方法

はじめに

CentOS7が2024/07/01からEOLとなった事に伴い、
CentOSコミュニティ上のいくつかのサービスが停止しました。
例として、 mirrorlist.centos.org のリポジトリが利用不能となりました。
そのため、既存のCentOS7のサーバで、yum update や yum install が利用できない状況になっています。

本記事では、使用できなくなったyumコマンドを再度利用可能に更新する方法を記載します。

目次

手順の概要

  1. リポジトリ設定のバックアップ
  2. リポジトリ設定の書き換え
  3. yumのキャッシュクリア
  4. パッケージ再更新

実行環境

CentOS 7

例として httpd パッケージを更新すると

yum update httpd

とした場合に

といったエラーがでる環境を今回対象とします。

手順

リポジトリ設定のバックアップ

cp -ip /etc/yum.repos.d/CentOS-Base.repo /etc/yum.repos.d/CentOS-Base.repo.bak

(すでに存在する場合は別名で適宜保存してください)

リポジトリ設定の書き換え

vi /etc/yum.repos.d/CentOS-Base.repo

等のエディターで、既存内容をすべて消した上で、本内容に置換してください。

yumのキャッシュクリア

yum clean all

パッケージ再更新

先述の例の場合だと

yum update httpd

問題なく過去の更新を入手することができるようになったと思います。

まとめ

CentOS7を何らかの理由で継続利用する必要があるかもしれません。
ただ、セキュリティリスクを伴うため、可能であれば早い段階で現行のOS(RockyLinux9など)へ移行を検討いただくことをおすすめします。

投稿者プロフィール

kenji
2013年入社の平成生まれです。

初めて触ったコンピュータはPC9821でダイヤルアップでした。
その時に鯖落ちや人大杉の対応をしてくださる鯖缶になりたいと憧れ、
みなさんのお役に立てればと思っております!
#今では個人所有のパソコン・サーバだけで20台ほどあります…。

サーバー大好き!

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2013年入社の平成生まれです。 初めて触ったコンピュータはPC9821でダイヤルアップでした。 その時に鯖落ちや人大杉の対応をしてくださる鯖缶になりたいと憧れ、 みなさんのお役に立てればと思っております! #今では個人所有のパソコン・サーバだけで20台ほどあります…。 サーバー大好き!