Disaster Recoveryとは…

こんにちは。
熊本地震からもうすぐ3ヶ月がたとうとしております。
今でも被災地では余震が続いており、避難生活を送っている人たちが多くいらっしゃいます。
一日も早く本来の生活に戻れるようお祈りいたします。

今回の地震や東日本大震災で災害の恐怖を改めて実感しました。
また先日北海道でも地震が発生し、災害対策はどの分野においても今注目されるものとなっております。

そこで今回は災害発生時のシステム対策について書いていきたいと思います。


DRとは…

災害対策で調べるとよく出てくるのこの言葉

Disaster Recoveryの略
自然災害などで被害を受けたシステムを復旧・修復すること
備えとなる機器やシステム、体制のこと。
システム停止による利益損失を最小限に抑えることを目的とする。

地震家

主な対策
1.揺れ対策

2.停電対策

3.広域分散


1.揺れ対策
DC(建物自体の)免震、耐震構造

→建物だけだけでなく、ネットワークを引き込むための設備に与える影響を重要視する企業も増えた。

 

2.停電対策
無停電電源装置(UPS)の準備
自家用発電機の設置
→一般的にはサーバーやネットワーク機器のみ対応している

・盲点となるのは空調設備
空調が2分30秒とまると、一般的なサーバールームの室温は最大13度上昇する
→さらに室温があがるとサーバー障害につながるおそれも…

電気2

3.広域分散

システムを冗長化し、別拠点(物理的に離れた2拠点以上)
本拠点から物理的に遠く離れた場所で冗長化システムを配置することにより、
主稼動のシステムが万が一地震に見舞われたとしても、離れた別拠点にはほとんど影響を受けなくてすむ。
複数の異なる電力会社の管轄地域にサーバーを配置すると電力対策にもなる

→広域分散システムのデメリット
遠く離れた地域にあるデーターセンターへ契約
ネットワークを多重化する際、信頼性を高める為に、複数の通信会社と契約する必要があり、管理に手間がかかる
広域分散システムをワンストップで実現する為のサービス提供が広まってきている

地球儀

実際にDRを進めていきたいが、なかなか実現できないという企業も多い

その要因は↓↓↓

・初期準備、管理に手間がかかる
・巨額の導入コストがかかる
→有事が起こらなくてもコスト発生
・サーバー調達に時間がかかる

 

そこで、災害対策としてクラウドが注目されている

災害対策には多くの時間と手間、そしてコストがかかる

高!
だからこそ、伸縮性に優れたクラウドサービスが今注目されている

ポイント
・迅速なパフォーマンス
・伸縮自在性
・システム冗長化の必要がない
→複数の数のアベイラビリティーゾーン(データセンター)を提供可能
・DC運営が短時間で可能


・伸縮自在性
サーバーの台数や利用ユーザー数に関係なく、必要なときに必要な分だけ使用可能
・DC運営短時間で可能
管理コスト、手間の削減
DR(災害復旧)になかなか踏み切れない企業でも、安価に実現可能

グラフ下がる

自治体も注目!

・総務省は地方自治体の情報システムのクラウド化する「自治体クラウド」を推進してる

・愛知県
災害対策の強化を目指し、クラウドにより効率的で災害に強い業務システムへの転換を目標としている
・静岡県
災害時の被害状況を集約する防災情報システムに

 

参考資料
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1105/10/news008.html
https://aws.amazon.com/jp/disaster-recovery/
http://e-words.jp/w/%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B6%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%AA%E3%82%AB%E3%83%90%E3%83%AA.html

日本地図3D (1)

まとめ
・建物自体の免震、耐震
・停電対策
・広域分散
→リアルサーバーだとコスト面で厳しいかも…

クラウド環境での対策のほうがお財布にやさしい

下がるグラフ

感想
東日本大震災以降、地震対策、災害対策に対する意思は高まってきていると思います。
しかし、運用知識、巨額の導入コストなどがネックとなり導入に踏み切れてない企業は多くあるのではないでしょうか?
DRを調べていくうちにクラウドのメリットを感じました。
コスト面でネックになっていた企業でも、クラウドを活用することによってコスト圧縮が可能となり、導入が増えるのではないかと思いました。。

階段

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技術的な事で悩んだら、ぜひサバカンblogへ! 新しい発見があると思います。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。

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