当社では2007年に取得したISO20000認定の関係上、業務におけるITILの浸透にも力をいれています。
「ITILを導入して、一体どんなメリットがあるんですか?」
この問いは、これからISO20000の認証取得にとりかかろうとする経営者から、毎夜サーバーのエラー警告に悩まされているインフラエンジニア、膨大な構成管理データベースの入力に飽き飽きしているPMOまで、ITILに関わるすべての立場の人が、ふと心に抱く質問ではないでしょうか。
この質問、ここに答えが載っていました。
グローバルナレッジ社が興味深い調査を公開しています。
「ビジネスにとってのITIL®の利点 」
http://blog.globalknowledge.co.jp/mg-tsubo/cat38/6wp-3-itil.html
この調査に、ITILの導入効果に関して以下の記載がありました。
実践により実現したITIL®の利点上位11位
1. ITサービス反応性の向上
2. エンド顧客の満足度
3. IT作業負荷に関する改善
4. ITサービス提供のコスト低減
5. サービスインシデントの減少
6. サービスのばらつき低減
7. ITサービスに対する要求の測定
8. ITプロジェクト成功率の向上
9. ITサービスカタログ利用の増加
10. ITフォーキャストの精度向上
11. ビジネスの利益率や売上
お客様だけでなく、自分たちにもメリットが発生する、これがITILの導入効果です。
「漢方みたいに効くITIL」
導入のメリットを図る数値としては、売上やコスト削減効果より、まずは身近な活動レベルの数字を短期目標に上げると、そのメリットをみんなで共有できるので、メンバーのモチベーション向上に貢献できそうです。
投稿者プロフィール
- 資産管理と障害対応、ISO(ISMS、ITSMS)の運営。。。といろいろやっています。
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