こんにちは。iriharaです。
今回はMySQLについて、取り上げようと思います。
普段、サーバの構築や運用などを行う際に、データベースサーバのインストールを行う機会も
あるかと思います。
その際に、ちゃんと設定ができているのか、確認するためには、
テスト用にデータベースを作成してみて、どのように表示されるのか、
どのユーザに、どの程度のアクセス権限を与えるのかなどについて、確認してみた方が確実です。
そこで今回は、サンプル用のデータベースの作成手順について、紹介しようと思います。
■作成手順
1.データベースに接続します。
#mysql -u root -p
2.sample用のデータベースを作成します。
mysql> create database sample;
3.作成したデータベースにアクセスします。
mysql> use sample;
4.sampleデータベースにテーブルを作成します。
mysql> create table staff
-> (
-> id integer, ←数値の項目
-> name char(16), ←格納したい最大文字数を表す長さを指定
-> branch char(20),
-> age integer
-> );
5.作成したテーブルにデータを挿入します。
mysql> INSERT INTO staff (id, name, branch, age) VALUES ('1','Tanaka','Tokyo','29');
mysql> INSERT INTO staff (id, name, branch, age) VALUES ('2','Yamada','Yokohama','31');
mysql> INSERT INTO staff (id, name, branch, age) VALUES ('3','Sugiura','Chiba','34');
mysql> INSERT INTO staff (id, name, branch, age) VALUES ('4','Yamano','Osaka','25');
mysql> INSERT INTO staff (id, name, branch, age) VALUES ('5','Nakajima','Yokohama','38');
mysql> INSERT INTO staff (id, name, branch, age) VALUES ('6','Suzuki','Tokyo','24');
6.作成したテーブルを表示します。
mysql> select * from staff;
+------+----------+---------------+------+
| id | name | branch | age |
+------+----------+---------------+------+
| 1 | Tanaka | Tokyo | 29 |
| 2 | Yamada | Yokohama | 31 |
| 3 | Sugiura | Chiba | 34 |
| 4 | Yamano | Osaka | 25 |
| 5 | Nakajima| Yokohama | 38 |
| 6 | Suzuki | Tokyo | 24 |
+------+----------+----------+------+
6 rows in set (0.00 sec)
さらにデータを追加で挿入してみます。
mysql> INSERT INTO staff (id, name, branch, age) VALUES ('7','Sato','Kyoto','58');
mysql> select * from staff;
+------+-------------+--------------+------+
| id | name | branch | age |
+------+-------------+--------------+------+
| 1 | Tanaka | Tokyo | 29 |
| 2 | Yamada | Yokohama | 31 |
| 3 | Sugiura | Chiba | 34 |
| 4 | Yamano | Osaka | 25 |
| 5 | Nakajima | Yokohama | 38 |
| 6 | Suzuki | Tokyo | 24 |
| 7 | Sato | Kyoto | 58 | ← Satoの情報が追加されました。
+------+-------------+-------------+------+
6 rows in set (0.00 sec)
とりあえず、これだけ実行する環境を整えることができたら、特定権限のみのユーザーなどを
作成して、特定のデータベースやレコードのみ参照(select)可能に設定するなどして、
アクセス権限を設定・確認することは可能です。
今回はごく簡単に説明しましたが、リレーショナルデータベースのメリットとしては、
複数の異なるテーブルを結合したりして、柔軟にデータを処理・編集できることだと思います。
また、扱うデータの量が膨大になると、どうやって効率よく検索を行うのかなど、
様々な技術が存在します。
また、データベースの設計には、様々なプロセスがあり、要件をいかに効率よく
処理できるように落とし込んで設計するか、など考慮すべき点がたくさんあり、
それはそれで、非常に興味深い世界だと思います。
これを機会にいろいろと試してみてはいかがでしょうか。
以上
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