目的
基本的な設定方法や設定箇所がEL6までとどう違うのかを順に追ってみました。
RedHat EL7の検証はAWSにて実施しています。
そもそもAWS上ではインストーラを走らせる箇所が無いので、どのような状態で利用開始になってるかを確認しています。
実機でインストールした場合とは違いもいくつかあるかと思いますのでご注意ください。
システムロケールの設定
AWSで作成したインスタンスではシステムロケールがすでに設定済みで立てられますので変更を行います。
Red Hat EL7ではlocaleの設定や確認には専用のコマンドが用意されていますのでそれを利用します。
まず、AWSで作成された直後の状態を確認をします。
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# localectl status System Locale: LANG=en_US.UTF-8 VC Keymap: us X11 Layout: us |
システムでは日本語localeで利用できるほうがうれしい機会もありますので変更します。
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# localectl set-locale LANG=ja_JP.utf8 |
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# localectl status System Locale: LANG=ja_JP.utf8 VC Keymap: us X11 Layout: us |
反映は/etc/locale.confにされますので確認します。
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# cat /etc/locale.conf LANG=ja_JP.utf8 |
keymapもusですが、こちらはAWSでは直接使うことが無さそうなのでこのままでもよさそうですね。
(困ったら変えましょう :))
タイムゾーンの設定
こちらは今までどおり/etc/localtimeに対して/usr/share/zoneinfoの内容をコピーかsymlinkにすればよいとのことですね。
ところでいつもの/etc/sysconfig/clockファイルが存在しないようで・・・
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# ls -l /etc/sysconfig/clock ls: cannot access /etc/sysconfig/clock: No such file or directory |
glibcのアップデート時には勝手に置き換わったりしないのかな?と疑問に思いました。
localtimeファイルはどのパッケージの管理かを確認するとsystemdの様です
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# rpm -qf /etc/localtime systemd-208-11.el7.x86_64 |
パッケージに設定されているscriptをみてみます。
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# rpm -q -scripts systemd (略) # Migrate /etc/sysconfig/clock if [ ! -L /etc/localtime -a -e /etc/sysconfig/clock ] ; then . /etc/sysconfig/clock >/dev/null 2>&1 || : if [ -n "$ZONE" -a -e "/usr/share/zoneinfo/$ZONE" ] ; then ln -sf "../usr/share/zoneinfo/$ZONE" /etc/localtime >/dev/null 2>&1 || : fi fi rm -f /etc/sysconfig/clock >/dev/null 2>&1 || : (略) |
無い場合には何もしないようですね。
また、glibc側でも確認しておきましたが、こちらも/etc/localtimeに対しての操作は何もしないようですね。
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# rpm -q -scripts glibc preinstall scriptlet (using ): -- Check that the running kernel is new enough required = '2.6.32' rel = posix.uname("%r") if rpm.vercmp(rel, required) < 0 then error("FATAL: kernel too old", 0) end postinstall program: /usr/sbin/glibc_post_upgrade.x86_64 postuninstall program: /sbin/ldconfig |
どうやら安心して運用できそうです:)
投稿者プロフィール
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インフラ系のエンジニアです。
運用系のスクリプトを書いたり、オートメーションな世界に向かって日々精進しています。
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