概要
re:Invent 2023 にて下記 Workshopに参加してきました。
AIM-252 Learn generative AI with PartyRock, an Amazon Bedrock playground
今後お仕事でGenAIに触れる機会が多くなる事に備え、プロンプトをどのように作っていけば良いか
全社的な勉強会を実施するのにPartyRockはもってこいだなと思いましたので紹介させて頂きます。
公式リンク
およそ2週間前に公開されたサービスとなります。
https://partyrock.aws/
セッション
PartyRockとは?
- PartyRockは、Amazon Bedrockの遊び場で自分で作成したアプリを他の方に共有できる機能がついている
- コードレスでアプリケーションを作成でき、共有や他の方の作成したアプリをベースにカスタマイズを加え派生する事ができる
というわけで、アイデア次第で誰もがGenAIを利用し思い描いたアプリケーションを短期間で構築できる素敵なサービスとなっています。
アプリ作成方法
新規アプリ作成時にテンプレートがあるため、そちらの設定変更だけで完成してしまうかもしれませんが
入力ウィジェットから、テキスト・イメージを出力するウィジェットを作成する場合下記2Stepでできてしまいます。
1. ウィジェットの作成
入力用のウィジェットを追加
出力用のウィジェットを追加
2. GenAIのモデル・プロンプトを設定する
あとは利用シーンに合わせてPublic公開、Privateのまま利用等お好みでといった形です。
Workshop中に自分が作成したアプリ
入力した事柄について、直接的な単語を利用せず短い文章で表す造語アプリを作ってみようと思いました。
TopP/Temperatureのチューニングが出来ていない取り急ぎ版ですが、ギリギリ伝わるかな?という文章が出てくるので笑える感じに仕上がって満足です。
日本語の指令をもっと適切に聞いてくれればとても良いのですが、将来に期待です。
https://partyrock.aws/u/tktk19/XY1C0Zkhw/SlangGen
隣の方とどのようなアプリを作成したかを話したのですが、皆思い思いのアプリを作成しており面白かったです。
- 健康的な料理レシピを教えてくれるアプリ
- 脳裏に描いたキャラクターに対する複数の質問に答えると特定出来る(予定)のアプリ
参考リンク
Step by Stepで1から構築〜アプリ公開まで丁寧に解説があります。
Build AI apps with PartyRock and Amazon Bedrock
https://aws.amazon.com/jp/blogs/aws/build-ai-apps-with-partyrock-and-amazon-bedrock/
気をつける点
- 「遊び場」のため入力する情報にはご注意
- Creditsの考え方があり無限に生成AIを利用できるわけではない
- 現在は期間限定で無料利用できるとの事なので、将来的に同様に利用できるかは不明
詳細はこちらに記載されています
https://partyrock.aws/guide/faq
本格的に利用する場合には、Bedrockでアプリを作ってねというメッセージと受け取りました。
所感
Bedrockを利用しWebアプリケーションを構築する際、Frontend/Backendを作り込む必要がありますが
その手間を無くしてアイデアの実現を超短期間で実施でき、変更に対する柔軟性もあるため、学習用途以外にもある程度動作するMock用途のような形で利用出来る素晴らしいサービスと感じました。