Sagemaker Studioが発表されるなど、やはり機械学習がre:Inventのセッションが目を惹かれます。
それとは異なり、個人的に気になっているXR関連の技術についてのセッションがあったため、間を縫って受けてきました。
AWSでXR関連の技術といえば、Amazon Sumerian です。受けたセッションもこちらに関してになります。
Amazon Sumerian
セッションの公式の概要は下記になります。
ARV302-R - [REPEAT] What's new in AR, VR, and 3D development on AWS
ARV302-R1 - [REPEAT 1] What's new in AR, VR, and 3D development on AWS
ARやVRに求められること
- 賢い
- 声で動く
- キーボードは使わない(使えない) - 世界中で使える
- どのリージョンでも同じように使える - スケーラブルなストレージ
- マルチユーザ
- マルチプラットフォーム
- 早く、低コストで簡単である
AR、VR、3DでのAWSを使う
- コンテキストの認識
- 音声駆動
- グルーバルなコンテンツ
- マルチユーザ対応
- 3Dツール
Sumerianでできること
- モデル作成
- 統合ツールの使用
- JavaScriptのSDKを使用できます
- プラットフォームへのデプロイ
- インストールすることなくWebでできます
- ユーザはAppStoreのようにダウンロードするのではなく、QRやメールなどを使って共有できます
これらをすべて、Web上でできます。
Sumerian の新しいこと
- Physically-based-rendering(PBR)
- 物理エンジンのレンダリング
- PhysX
- Engine API
PBR
PBRによる、現実的な光や滑らかさ
- 画像ベースの照明
- 照明を動かして、光の強さや色を変えられます
- 表面
- 非金属性
- 色、金属性、粗さ
- 鏡面
- 拡散反射、鏡面反射、滑らかさ
PhysX
Cannon.jsやammo.jsなど、10個の中からサーベイが実施されたようです。
メモリ管理に苦労されたらしい
Engine API
Design motivations
レガシーAPIは脆く、ランタイムエンジンを変更すると、スクリプトが壊れてしまっていた
そのため、Sumerianでは、ランタイムエンジンとスクリプトの間に抽象化レイヤーが必要だったようです
最後に
私はXR関連の開発には手を付けていないのですが、いちサービスを提供するに当たって、何が開発者やユーザから求められるのかがわかりました。
エンジニアがSumerianを用いて、どう開発するのか、それを知っておくことで、XRコンテンツのサービスを弊社がお手伝いする際の手助けになればと思います。
また、セッション内では、いくつかのデモの紹介がありました。
それぞれ、1時間あればできるようなので、試してみようと思います。
-
Physically Based Rendering (PBR)
所要目安時間: 45分 -
Augmented Reality Using Amazon Sumerian, AWS Amplify, and 8th Wall
所要目安時間: 60分
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