Amazon Elastic Block Store(EBS)の概要とメリット
Amazon Elastic Block Store (EBS)の概要
Amazon Elastic Block Store (EBS)とはHDDやSSDのようなブロックデバイス型ストレージサービス。Amazonにはさまざまなストレージサービスがありますが、こちらのサービスはブロックデバイス型です。
特徴としてはスループットとトランザクションの両方とも使うことができるため、さまざまなワークロードに対応することができます。
リレーショナルデータベースや非リレーショナルデータベース、エンタープライズアプリケーション、コンテナ化されたアプリケーション、ビッグデータ分析エンジン、ファイルシステム、メディアワークフローなどさまざまなワークロードをデプロイすることができます。
ボリュームタイプ
Amazon Elastic Block Store(EBS)は6種類のボリュームタイプを用意しています。それぞれ料金やパフォーマンスなどが異なります。
パフォーマンス属性、ボリュームサイズ、また料金形態がそれぞれ異なっています。効率的なボリュームをあげることで、コストを抑えることができます。
ボリュームタイプ | io2 | io2 Block Express | io1 | gp3 | gp2 |
ボリュームサイズ | 4 GB~16 TB | 4 GB~64 TB | 4 GB~16 TB | 1 GB~16 TB | 1 GB~16 TB |
最大スループット** | 1,000 MB/秒 | 4,000 MB/秒 | 1,000 MB/秒 | 1000 MB/秒 | 250 MB/秒 |
主なパフォーマンス属性 | IOPS とボリュームの耐久性 | IOPS、スループット、レイテンシー、容量とボリュームの耐久性 | IOPS | USD/IOPS | IOPS |
料金 | 1 月あたり 0.125 USD/GB | 1 月あたり 0.125 USD/GB | 1 月あたり 0.125 USD/GB + 1 月あたり 0.065 USD/プロビジョンド IOPS | 1 月あたり 0.08 USD/GB | 1 月あたり 0.10 USD/GB |
Amazon Elastic Block Store(EBS)の利点
Amazon Elastic Block Store(EBS)には以下の利点があげられます。
- あらゆるワークロードで優れたパフォーマンスを発揮
- コスト効率が高い
- 高可用性および高耐久性
あらゆるワークロードで優れたパフォーマンスを発揮
SAP、Oracle、Microsoftなどさまざまな商品のアプリケーションを含むワークロードに対応しています。ほとんどのワークロードに対して、優れた料金/パフォーマンスを提供する汎用のボリュームを含んでいます。
コスト効率が高い
上記のように6つのボリュームがあることから、パフォーマンスに合わせて最適なコストプランを選ぶことができます。ボリュームが大きいプランから小さいプランまでそろっているのです。
高可用性および高耐久性
アベイラビリティーゾーン (AZ) 内でレプリケーション設定であることから障害を防ぐことができ、高い可用性を提供しています。さらに耐久性に関しても高い耐久性ボリューム (io2) を提供しています。
Amazon Elastic Block Store(EBS)のまとめ
Amazon Elastic Block Store (EBS)とはHDD のようなブロックデバイス型ストレージサービスであり6つのボリュームタイプがそろっています。このことからさまざまなワークロードに対応しており、コスト効率を高めることができます。
▼参考資料