Amazon API Gatewayとは?APIの設定管理が容易

Amazon API Gatewayの概要

Amazon API Gatewayとは様々な規模でのAPIの公開、保守、モニタリング、セキュリティがを簡単に行えるフルマネージドサービスです。Amazon API Gatewayは構築が簡単容易でAWSマネジメントコンソール上から、数クリックでAmazon EC2、Amazon ECS、AWS Elastic Beanstalkなどのバックエンドサービスに、アクセスできるアプリケーションとの窓口となるAPIを構築することができます。また、Amazon API Gatewayでは同時に最大数十万のAPI呼び出しを受け付け処理することが可能です。

API のタイプ

Amazon API Gatewayでは下記のタイプのAPUを提供しています。

  • HTTP API:

HTTP API は、AWS Lambda 関数または HTTP バックエンドにプロキシする API を構築するために最適化されており、サーバーレスワークロードに最適です。現在API 管理機能は提供されていません。

  • REST API:

REST API は、単一のソリューションで API プロキシの機能と管理機能を提供します。REST API は、利用プラン、API キー、API の公開と収益化などの API 管理機能を提供します。

  • WebSocket API:

WebSocket API は接続クライアントとのあいだに永続的な接続を維持して、メッセージ送受信をリアルタイムで可能にします。API Gateway の WebSocket API を使用すれば、接続したクライアントからのメッセージを受信した際に呼び出される AWS Lambda 関数、Amazon Kinesis、または任意の HTTP エンドポイントとのバックエンドでの連携を定義することができます。

Amazon API Gatewayの利点

複数のバージョンを同時に実行できる

APIは作成して公開してからも、機能を強化・追加した新バージョンの構築をする機会が発生しますが、Amazon API Gatewayでは、簡単に同じAPIの複数バージョンを同時に実行することができるため、最新バージョンを迅速に開発しリリースすることができます。また、新バージョン公開後も旧バージョンを使用することも可能です。

柔軟万全なセキュリティ

アクセス許可ができます。またOAuth トークンを使用する場合、API Gateway ではネイティブ OIDC およびOAuth2 サポートが提供されます。

レイテンシーを抑えたパフォーマンス

Amazon API Gatewayは、AWSのグローバルなネットワークを活用することで、レイテンシーを抑えたAPI Gatewayの運用が可能です。また、Amazon APIGatewayでは、大量のAPI の公開・呼出しに対応することも可能で、スピーディーな対応が実現できます。

APIのモニタリング

API が公開され使用状態になると、API Gatewayではメトリクスを表示しているダッシュボードにより、モニタリングをすることができます。またAPI GatewayとAmazon CloudWatchを統合することによって、API呼び出し、レイテンシーデータ、エラー率といった、パフォーマンスのも確認をすることができ、CloudWatch Logs を使用すれば、エラーログやアクセスログも記録することができます。

参考資料

https://aws.amazon.com/jp/api-gateway/