Amazon API Gatewayとは?リモートから要求を受け入れ、それに応答を返す

Amazon API Gatewayの概要

API Gatewayの基本的な機能は、リモートから要求を受け入れ、それに応答を返すことです。
しかし、実際はシンプルではありません。大規模な API をホストする場合には、いろいろと考慮すべきことがあります。認証、複数のアプリケーション呼び出し、分析、解析、課金などいろいろ複雑です。

Amazon API Gatewayを使用すると規模にかかわらず簡単に API の作成/公開/保守/モニタリング/保護が行えます。API は、アプリケーションが機能にアクセスする為のフロントとして機能します。API Gateway を使用すれば、リアルタイム通信を可能にするRESTful API および WebSocket API を作成することができ、コンテナ化されたサーバーレスのワークロードやウェブアプリケーションをサポートすることも可能です。また、API Gateway では、トラフィック管理、サポート/認可/アクセスコントロール/スロットリング/モニタリング/API バージョン管理など、大規模の同時 API コールの受け入れとタスク処理をします。APIGateway に最低料金や初期費用は発生せず、料金は受け取った API コールと送出したデータ量の分だけです。

APIタイプ

・RESTful APIサーバーレスワークロードと HTTP バックエンドに最適化したもの。HTTP APIを使って構築します。HTTP API は、API プロキシ機能のみを必要とするAPI を構築する際に最適です。

・WEBSOCKET APIチャットアプリケーション、ストリーミングダッシュボードといったリアルタイム双方向通信アプリケーションは、WebSocket API を使用して構築できます。APIGateway は、バックエンドサービスとクライアント間のメッセージ転送を処理するために永続的な接続を維持します。

Amazon API Gatewayの利点

・規模に応じたパフォーマンスAmazon CloudFront を使用したグローバルなエッジロケーションネットワークを活用することで、エンドユーザーはレイテンシーを最小限に抑えつつ API リクエストおよびレスポンスを実行できます。

・コスト削減API リクエスト向けの段階的料金モデルが適用されます。API リクエストの料金は、最上位階層のリクエスト 100 万件あたり 0.90 USD という低価格で、AWS アカウント全体でリージョンごとの API の使用量が増えるほどコストを削減できます。

・簡単なモニタリングAPI Gateway のダッシュボードから API コール、データレイテンシー、エラー率に関するパフォーマンスメトリクスと情報をモニタリングすることにより、AmazonCloudWatch を使用してサービスへの呼び出しを視覚的にモニタリングすることができます。

柔軟なセキュリティ管理

IAM と Amazon Cognito を使用して API へのアクセスを許可できます。カスタム認証の要件をサポートするために、AWS Lambda から Lambda オーソライザーを実行可能です。

参考資料
https://aws.amazon.com/jp/api-gateway/