Amazon FSx for Windows File Serverとは?概要とメリットを解説
Amazon FSx for Windows File Serverの概要
Amazon FSx for Windows File Serverとは、Amazon社が提供するMicrosoft Windowsファイルシステムで完全マネージド型のファイルストレージサービスです。
マネージド型のファイルストレージサービスのため、ユーザー側がOSなどの管理をする必要がなく、担当者の業務負担を軽減できます。
Amazon FSx for Windows File Serverを構築すると、ファイルシステムが作成されるとともに運用作業である、パッチの適用、バックアップなども自動化されます。ほとんどの設定をAWS側で行うのは大きな特徴です。
Amazon FSx for Windows File Serveはfor Windowsという名の通り、Windowsとの互換性や親和性は非常に高いです。親和性が高い理由は、構築基盤がネイティブなMicrosoft Windows ファイルシステムであるからです。サーバーOSはWindows Server 2008以降に対応、クライアントOSはWindows 7以降に対応しています。
Amazon FSx for Windows File Serverのメリット
Amazon FSx for Windows File Serverのメリットは、下記の通りです。
- 導入が容易に可能
- コストの削減につながる
導入が容易に可能
Amazon FSx for Windows File ServerはWEBコンソールから導入するため、オンプレミスサーバーなどを用意する必要がありません。またその他にも、OSなどのインストール作業や設定作業、ファイルシステムの構築はAWS側で自動設定になるので、導入の手間がかかりません。
一方でAWSの新規利用の場合や複数拠点を接続する場合は、時間が少々かかるので余裕を持った計画が必要です。
コストの削減につながる
Amazon FSx for Windows File Serverは、利用するストレージからバックアップ容量で利用料金を決定します。費用内には基本のOSライセンス料金などが含まれているため、Amazon FSx for Windows File Serveを利用するのにOPの追加購入などは必要ありません。
まとめ
Amazon FSx for Windows File Serverを導入することで、簡単に完全マネージド型のファイルストレージサービスを利用できます。導入が容易なことに加え、管理の負担も軽減されるため、担当者の業務負担が減ることにもつながります。
Windowsとの親和性も非常に高いので、導入後もスムーズに操作、運用ができるでしょう。ぜひAmazon FSx for Windows File Serverを導入してみてください。
▼参考資料