Amazon Timestreamとは?時系列データを保存し検索・分析する

Amazon Timestreamの概要

IoT や運用アプリケーションに向いている時系列型のデータベースです。完全マネージド型であるためサーバーの管理は必要ありません。
株価や時系列型のデータが増加している現在、時間の経過に伴うEC2インスタンスのCPU使用率などAmazon Timestreamの需要性は高まってます。

Amazon Timestreamの利点

低コストで高いパフォーマンスを提供

リレーショナルデータベースと比較をすると、リレーショナルデータベースの最大1,000倍の速度を10分の1のコストで提供することができます。また初期費用は必要なく、取り込み、保存、クエリの実行のみ必要になります。

時系列

Amazon Timestreamでは時系列関数を利用していることから、DevOps のログデータなど時系列のデータの分析を迅速に行うことができます。株価など時間に経過によって数値が変化する時系列のデータを処理する時に特に便利です。

また近似、集計などの時系列関数が組み込まれていることから、SQLを使った分析が可能です。

セキュリティ

Amazon Timestreamにおいて、保管中のデータ、転送中のデータは全て暗号化しています。そのためセキュリティの面でも安心です。

データのライフサイクル管理

データのライフサイクル管理を簡単に行うことができます。最新のデータから履歴データまでストレージを階層化しています。

データの保存

データがアップロードされるとmemory storeに保存されたあと、magnetic storeに自動で移動します。memory storeは最大1年間まで、magnetic storeは最大200年前で設定が可能です。

スケーリング

Amazon Timestreamのサーバーレスアーキテクチャはストレージやクエリ処理システムなどそれぞれの拡張することができます。またサーバーレスであるため自動でスケーリングが行われます。

コスト削減

Amazon Timestreamは書き込みや、保存したデータなど使用した分だけ課金制となるため、コスト削減につながります。

まとめ

Amazon Timestreamはフルマネージド型の時系列型のデータベースであり、IoT や運用アプリケーションに向いています。

参考資料

https://aws.amazon.com/jp/timestream/