AWS Application Discovery Serviceとは?別サーバの状況を収集

AWS Application Discovery Serviceの概要

AWS Application Discovery Serviceとは、AWSとは別のサーバーのスペックの使用状況などを収集することができるサービスです。
この収集したデータを更に分析をすることができます。取得できるデータはIPアドレス、Hostname、さらにMaxActiveRamなどがあげられます。
AWS Application Discovery Serviceを利用してAWS Migration Hubの管理画面で一元管理することができます。

AWS Migration Hubに利用状況のデータやサーバー間に存在するネットワーク接続に関するデータは保存され、さらにAmazon AthenaやAmazon QuickSightといったAWS分析ツールにエクスポートできる他、Microsoft Excelでも確認をすることができます。

AWS Application Discovery Serviceの検出方法は、エージェントレス検出とエージェントベース検出の2種類です。

エージェントレス検出

検出コネクタサーバーホスト名やIPアドレス、VMごとの利用状況データなどを収集することができます。

エージェントベース検出

WindowsまたLinuxオペレーティングシステムで使うことができ、詳細な時系列のシステムパフォーマンス情報や実行中のプロセスなどを収集することができます。

AWS Application Discovery Serviceの利点

Amazon Athenaによるデータ調査

Amazon Athenaを使って、サーバーから集めたデータを分析します。システムのパフォーマンスやネットワークの依存関係などを確認することができます。

オンプレミスサーバーの検出と、移行の計画が無料

AWS Application Discovery Serviceはオンプレミスサーバーの検出と、移行の計画が無料であるため、無料で現状がわかります。AWSリソースを利用した分のみ、従量制課金となります。

総所得コスト分析ができる

AWS Application Discovery Serviceは、サーバーのパフォーマンスやネットワーク接続の状況などを分析することができ、さらに最適の移行プランを提示することができます。そのため総所得コスト分析ができ、コストを抑えることにつながります。

世界中どこでも利用可能

AWS Application Discovery Serviceは、リソースの位置に関係せず世界中で使うことができます。

参考資料
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/application-discovery/