AWS Cloud Mapとは?

【概要】

AWS Cloud Mapとは、クラウドリソース検出サービスです。
動的に変化するリソースの更新管理や、リソースの最新の場所を常に検出することができます。

近年のアプリケーションでは、APIを通じてアクセスすることで、特定の機能を実行するために複数のサービスで構成されており、各サービスは、データベース、キュー、カスタマー定義など、といった他のリソースと対話しながら機能しています。
その一方で依存関係のあるインフラストラクチャをすべて見つけ出さなければならない課題があります。
多くの場合、リソース名などはアプリケーションコード内で手動によって管理されており、手動で管理するには限度があり、ミスも起こりやすくなってきます。
そこで、AWS Cloud Mapを使用して、データベース、キュー、マイクロサービス、その他クラウドリソースにカスタム名を付けてレジストリ登録し、アプリケーションはアプリケーションのバージョンとでデプロイ環境に基づいて、必要なリソースの場所をレジストリにクエリできます。

【利点】

可用性の向上

AWS Cloud MapはアプリケーションのIPベースのコンポーネントすべての状態を継続的にモニタリングし、各マイクロサービスが追加、削除されると動的に更新をすることができます。

開発者の時間と労力を削減する

AWS Cloud Mapを使うことで、単一のレジストリにアプリケーションのカスタム名を定義し保存できます。
これによって、開発者はリソース名や場所の情報を継続的に保存、追跡、更新する必要がなくなり、時間と労力を削減することができます。

自動ヘルスチェック

Amazon Route 53 ヘルスチェックで、正常なエンドポイントのみが返されるようし、Cloud Map には正常なリソースの最新レジストリが常にあるようになります。

完全マネージド型

AWS Cloud Map を使うことで、独自の検出ツールやソフトウェアを、設定、更新、管理する必要がなくなります。

AWS Container Serviceとの密接な統合

Amazon Elastic Container Service (ECS)またはAmazon Elastic Service for Kubernetes (EKS)によって管理されるサービスとタスクは、Cloud Map で自動的に登録、更新されます。ECS がサービスのためのタスクを開始すると、それらのタスクは自動的にリソースとして Cloud Map に登録され、5 秒以内に検出可能になります。

敏速な変更の伝播

API ベースの検出を使用する際、更新されたリソースの場所と属性は 5 秒以内に取得できるようになります。

参考資料

https://aws.amazon.com/jp/cloud-map/