AWS Configとは?概要とメリットを解説
AWS Configの概要
AWS Configとは、EC2やセキュリティグループなどのAWSのリソース設定を評価、監査、審査できるサービスです。AWSを利用するユーザーの設定した構成情報が、正しい状態になっているかどうかを確認し、評価を自動的に行ってくれるのが特徴です。
AWS Configを利用することで、AWSリソース間の設定や関連性の変更の確認、リソース設定履歴の調査などを行えます。そのため行った設定に対して問題がないかの確認ができ、問題がある場合にはメールなどで通知を行ってくるため、迅速に対応することが可能です。
AWS Configを活用することで、コンプライアンス監査から運用上のトラブル対応に至るまで、可視化することができます。
AWS Configのメリット
- リソース管理
- トラブルシューティングが容易
- 社内コンプライアンスの確保
リソース管理
AWS Configはサポートを行っている各リソースを常時監視しています。そのためAWS内での設定変更が行われると、管理者へ即時通知が行くようになり、管理者側のモニタリングの負担を軽減できます。
またMicrosoft Active Directoryリソースなどのサードパーティについても、管理が行えるようになるのもメリットです。
トラブルシューティングが容易
AWS Configではリソースの設定変更などの履歴をすべて記録できます。そのためあるリソースの設定を変更したことによって起きた、予期せぬ影響などの原因を即座に把握し、修正が可能です。
AWS Configで影響を与えたリソースの設定変更履歴から元の設定値を確認できるので、手動ですぐに元に戻すことができます。そのためトラブルが起きた時の影響を最小限に留めることができるので、管理者への負担軽減にもつながります。
社内コンプライアンスの確保
AWS Configを利用することで社内コンプライアンスの確保につながります。なぜならポリシーやベストプラクティスなどの設定ができ、ルールに違反したリソースに対しては非準拠のフラグが付けられるからです。
ルール違反しているかどうかを確認が即座にでき、即時対応ができます。
まとめ
AWS Configは、自社に業務環境がルールに法って運用されているかを判断するうえで最適なツールです。
何かが起こった際の迅速な対応は、現在の社会では必要不可欠なものとなっています。AWS Configを活用してトラブルシューティングの即時対応の体制を整え、より良い社内コンプライアンスの確保を目指していくといいでしょう。
▼参考資料