AWS DataSyncとは?オンラインデータ転送サービス

AWS DataSyncの概要

AWS DataSyncとはオンプレミスからAWSストレージサービス間、またはAWSストレージサービス間でのデータの移動を簡潔に、自動で行うオンラインデータ転送サービスです。転送中のデータは暗号化されており、安心なセキュリティを提供しています。

AWS DataSyncがデータをコピーできるのは以下のようになっています。

  • ネットワークファイルシステム
  • サーバーメッセージブロック
  • 自己管理型オブジェクトストレージ
  • AWS Snowcone
  • Amazon Simple Storage Service (Amazon S3)バケット
  • ファイルシステムAmazon EFS

AWS DataSyncを使うことで、カスタムソリューションの構築など初期費用が必要なく、手間がなくなることから簡単にストレージとAWSのサービス間のデータ転送を可能とします。

AWS DataSyncの利点

高速での転送ネットワークを経由してデータを高速で転送するため、分析をするためのハイブリッドワークフローやデータ保護のプロセスも高速化することができます。

安全なデータの転送

AWS DataSyncでは暗号化や整合性検証をすることによって、セキュリティを強化しています。そのためデータを安全に転送することができます。

運用コストの節約

AWS DataSyncはフルマネージド型のサービスであり、スクリプトの開発やデプロイに関する必要が必要なくなり、運用コストの節約につなげることができます。またギガバイトあたり0.0125USDとコストパフォーマンスがよいことも魅力です。

S3以外にもデータ移行可能

AWS DataSyncではS3以外に、SMBとNFSがサポートされています。そのためEFSやFSxにデータ移行をすることができます。

長期利用も可能

AWS DataSyncは一度だけのデータ移行ではなく、長期利用をすることができます。日程を決めることにより同期パターンを設定することもできます。

まとめ

AWS DataSyncは、ストレージサービスとのデータ転送に手間をかけずに高速に行うことができるサービスです。転送先はS3はもちろんのこと、EFSなどの他のストレージサービスにも転送可能です。AWS SnowballがS3コマンドしかサポートされていないので、SMBやNFSを利用する場合はAWS DataSyncがおすすめです。

参考資料

https://aws.amazon.com/jp/datasync/