AWS Elemental MediaConvertとは?動画処理サービス
AWS Elemental MediaConvertの概要
AWS Elemental MediaConvert は、あらゆるサイズのコンテンツライブラリを持つ動画プロバイダーが、同一ネットワーク内にすべて配信、または様々なタイプのディスプレイ(タブレット、スマートフォン、PCなど)配信向けに、コンテンツを簡単に作成し、信頼の高い方法でコード変換できるファイルベースの動画処理サービスです。
AWS Elemental MediaConvertの利点
品質の高い動画変換のための機能がそろっている
AWS Elemental MediaConvert は、大規模なユーザー向けの配信やインターネット動画配信において高い評価を獲得しているAWS Elementalの技術をベースに構築されているため、信頼性の高いサービスです。
AWS Elemental MediaConvert は、品質の高い動画変換のための下記の機能がそろっています。
- グラフィックオーバーレイ
- コンテンツ保護
- 多言語音声
- クローズドキャプションのサポート
- ブロードキャスト形式
動画配信に適合する規格や入出力形式に対応
大規模なユーザー向けの配信やインターネット動画配信を高品質でユーザーに配信するためには、それぞれのケースに適合する規格や入出力形式の動画を作成する必要があります。
AWS Elemental MediaConvert は、大規模なユーザー向けの配信やインターネット動画配信に適合する下記の規格や入出力形式に対応しています。
- AVC、HEVC、AV1、Apple ProRes、MPEG-2 などの圧縮規格
- 「10 ビット 4:2:2」のカラーサンプリング
- CMAF、Apple HLS、DASH ISO、Microsoft Smooth Streamingなどの形式
高画質にも対応
AWS Elemental MediaConvert は、下記の高画質の画像処理と変換処理が可能です。
- 4K 、 8K 解像度
- Dolby Visionなどのハイダイナミックレンジ (HDR)
作業を簡単に自動化
AWS Elemental MediaConvertを活用することで、サイズや様式の異なる動画を大規模なユーザー向けの配信やパソコン、スマートフォン、タブレット、インターネット配信に対応するテレビなどのデバイスを使用した配信に対応できるように変換するための作業とそれに伴う管理作業を簡単に自動化することができます。
AWSグローバルクラウドインフラストラクチャを使用した安全性と信頼性
AWS Elemental MediaConvertは、世界中に分散されたAWSグローバルクラウドインフラストラクチャ上で実行されるため、作業状況がモニタリングされ、遅延や停止が起こらないように運用されます。また、作業状況に合わせて自動的にスケーリングされるスケーラビリティにも優れ、エラーが発生した時の対応も簡単に実行できます。
初期費用が不要
AWS Elemental MediaConvertは、AWSクラウド上で開始できるので、動画変換のための初期費用やインフラの準備をする必要がありません。料金は処理を行った動画再生時間と、活用した機能をベースにしたわかりやすい料金体系になっています。
参考資料