AWS Outpostsとは？ハードウェアでAWS機能を利用できる
AWS Outpostsの概要
AWS Outpostsとは、AWSインフラストラクチャ、AWSサービスなどをオンプレミス施設のほとんどをお客様に提供する完全マネージド型サービスです。AWSが設計したハードウェアにAWSの一部のサービスを利用できるソフトを搭載。オンプレミスの調達、管理、アップグレードなどの運用に必要な、面倒な作業も不要となります。仮想サーバではなくAWS Outpostsの物理サーバを使用する必要のある理由には以下のケースなどが考えられます。自社の専属サーバを必要とする企業などで、AWSサービスを活用したい場合製造業の自動化されたシステムや医療現場などで使用するアプリケーションやマルチプレイヤーゲームなどで、高品質で精度の高い運用のためのレイテンシーが、仮想サーバでは実現できない場合業界などによって、データを決められた国や地域の範囲内で保管することが規制されている場合には、規制に合わせてデータの保管場所を決めることができるAWS Outpostsの活用が有効ローカルデータをクラウドに移行するための作業が大量にあり労力と時間がかかる場合オンプレミスのアプリケーションをクラウドに移行する際に遅延が発生する要因がある場合
AWS Outpostsの利点
フルマネージドタイプのIT機器AWS Outpostsは、AWS から送られてきた物理サーバを使ったサービスです。IT機器の設置から運用・管理を合わせて行うフルマネージドタイプのサービスとなっているため、IT機器を準備して運用していくためにかかる時間と労力を削減できます。
オンプレミスとクラウドをミックスしたハイブリッドのサービスAWS Outpostsは、オンプレミスとAWSのクラウド環境をミックスして活用できるハイブリッドのサービスで、ニーズに合わせて一貫性を持ったオンプレミスとクラウドの活用が実現できます。多様なAWSサービスを自社のオフィスやデータセンターで実行できるAWS Outpostsを活用することで、下記のような多様なAWSサービスを自社のオフィスやデータセンターで実行することができます。
コンテナ
- Amazon EC2
- Amazon EBS
- Amazon S3
- Amazon EKSデータベース
- Amazon RDS on AWS Outpost データ分析
- Amazon EMR
つまり、AWS Outpostsによって、自社のオフィスやデータセンターでのオンプレミスで、クラウド環境同様のAWSサービスを使ってアプリケーションの実行や運用を安全におこなうことが可能となります。オンプレミスで活用するデータを安全に保管するAWS Outpostsは、顧客情報やリアルタイムで活用するデータや決められた国や地域の範囲内で保管しなければならないデータなどを、オンプレミスで安全に保管します。高い安全性を実現AWS Outpostsは、AWS Nitroによって高いセキュリティー強化がおこなわれており、転送中のデータや保管中のデータは暗号化され安全に保護されます。
参考資料
