AWS Transfer Familyとは?安全にファイル転送をする
AWS Transfer Familyの概要
既存で頻繁に使われるプロトコルを利用してS3にファイルを転送するサービスです。AWS Transfer Familyがサーバーまたストレージを管理してくれるのでサーバーインフラを運用する必要がありません。そのためサーバーやストレージを管理する手間や負担などを意識しなくていいので、運用側の負担を減らすことができます。
またAWS Transfer Familyはニーズにあわせて顧客など必要なところに、ワークフローを合理的に移行することができるフルマネージドサービスです。
利点
設定が簡単
SFTP、FTPS、またはFTPのエンドポイントの設定、またクライアントアクセスの設定が直感的なユーザーインターフェイスを利用していることから簡単に行うことができます。つまり特別な知識がなくても、AWS Transfer Familyを簡単に運用開始することができるのです。
コスト削減につながる
初期費用、またリソースの管理費などがかからずアクセス用のプロトコルや、転送されたデータ量に対して従量課金となります。エンドポイントでSFTP、FTPもしくはFTPSが有効になっている場合は、1時間で0.30USDかかります。つまりエンドポイントごとに費用が必要になります。また転送されたギガバイトにつき0.04USD必要です。
複数のユーザー認証をサポート
Microsoft Active DirectoryやLightweight Directory Access Protocolなど複数のユーザー認証システムにてAWS Transfer Familyを利用することができます。
他のAWSサービスを利用できる
AWS Transfer Familyから転送されたデータはAmazon S3に保存されるのですが、Amazon S3は耐久性が高いストレージであることから他のAWSサービスを利用して分析や監査、レポートなどを行うことができます。
まとめ
AWS Transfer Familyがフルマネージド型のSFTP、FTPS、FTPのサポートを提供することにより構築をするための費用や手間がなくなります。またインフラストラクチャの運用と管理なども必要なくなります。他のAWSサービスと併用して、分析やレポートなどをすることもできます。
参考資料
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/transfer/latest/userguide/how-aws-transfer-works.html
https://aws.amazon.com/jp/aws-transfer-family/features/