AWS Cost Explorerとは?コストを可視化し分析

AWS Cost Explorerの概要

AWS Cost Explorerとはリソースの使用状況と、コストを可視化して分析できるサービスです。AWSの利用料と利用料に対するコストを常に把握することができる他に、AWSサービスの使用量、その使用量に対するコストなどのデータを分析して今後の対策に活かすことができます。

データは月次レベルと日次レベルの両方で設定することができるため、ニーズに応じてデータ分析が可能となります。またデータを分析することにより、将来的に利用料金の予測(3ヶ月分の予測が可能)をすることもできます。

さらに企業のニーズに合わせて、AWS Cost Explorerのビューを必要な部分だけカスタマイズして、見やすくすることも可能です。

AWS Cost Explorerの利点

AWSサービスごとの比較が可能

現在利用している、サービスごとの利用料金や使用量などAWSサービスごとの比較をすることができます。そのため今後必要などうかの判断をすることが可能となります。

AWSBudgets

AWS Budgetsを利用することにより、利用量の予算を設定し予算を超えると予測されるとアラームで通知をします。2つのアクション対応予算までは無料で、3つ目からは1日あたり0.10ドル必要になります。

また予算のレポートを作ることができ、翌年度の予算を決める時などに利用することができます。

コストを低減する方法を提供

AWS Cost Explorerにて提供しているツールを使うことにより、コストを低減するための方法やRIコストを最大化する条件を提示します。

さまざまな項目でのコスト分析が可能

月々、またコスト配分タグ別などさまざまな項目にてコスト分析をすることができます。また利用料金が増えているサービスやリージョンなどもすべて把握することができるため、異常があった場合でも早めに検知できる可能性が高くなります。

Cost&Usageを利用すると、サービスごとの利用量やコストが6ヶ月分グラフ(デフォルトでは6ヶ月、過去12ヶ月のデータまで検索可能)で表示されます。大きな変化がある場合は、原因を確認する必要があるでしょう。グラフは棒、スタック、線と3種類あり見やすいグラフに変更可能です。

まとめ

AWSにはさまざまなサービスがあり、利用料や価格などを管理するのに手間がかかります。しかし,AWS Cost&UsageReportを使うことにより、AWSサービスの利用量やコスト、またこれらのデータを分析することにより3ヶ月後までの利用量の予測をすることができるのです。

参考資料
https://aws.amazon.com/jp/aws-cost-management/aws-cost-explorer/