Azure Information Protectionとは?概要とメリットを解説
Azure Information Protectionの概要
Azure Information Protection(AIP)とは、電子メールや機密文書を保護するためのクラウドのソリューションサービスです。機密度レベルを設定することで、Office 365で作成した電子メールやファイルのデータを保護します。具体的には、ファイルの編集、印刷、転送、使用期間を制限し、情報漏洩を事前に防ぎます。
Azure Information Protectionには検出、分類、保護、監視という4つの機能があります。ラベルに対してアクセスポリシーを設定することで、そのラベルが付与されたメールやデータを保護する仕組みです。
例えば、社内向けのラベルが付与されると、そのメールは社内の人にしか開封できないようになり、誤送信はなくなります。
また、ラベルの付け忘れがないように、自動で付与することもできます。
Azure Information Protectionのメリット
Azure Information Protectionのメリットは、以下の通りです。
- 簡単にファイルを保護
- 分類とラベル付けが可能
- ラベルやアクセスポリシーをクラウド上で管理
簡単にファイルを保護
Azure Information Protectionではその設定が簡単であることが大きな特徴です。
もし、複雑な設定が必要ならば、ファイルの機密性は高まったとしても、生産性は大きく低下してしまいます。この分類とラベル付けというワンクリックの設定で、ファイルの格納場所は関係なく、データを保護できるのです。
分類とラベル付けが可能
Azure Information Protectionではデータを分類してラベル付けができるのが大きな特徴です。これはActive Directory Rights Management Services(AD RMS)にはない機能でした。
ラベルやアクセスポリシーをクラウド上で管理
Azure Information Protectionはクラウド上のAzureで処理されるので、情報保護するために追加のサーバーが不要です。
▼参考資料