リザーブドインスタンス(RI)とは?長期利用することにより割引される
リザーブドインスタンスの概要
AWSリザーブドインスタンスとは、決められている期間利用することにより割引のあるEC2(最大72%)のことをいいます。
AWSリザーブドインスタンスには以下の種類があります。
・コンバーティブル
・スタンダード
それぞれクラスが異なり、利用期間による平均割引率が異なります。
1年 | 3年 | |
スタンダード | 40% | 60% |
コンバーティブル | 31% | 54% |
またスタンダードではオペレーティングシステム、テナンシー、支払いオプションの変更ができないのですが、コンバーティブルでは全て可能です。
RIマーケットプレイスにて、他のAWSのユーザーがスタンダードRIを出店することも可能です。直接RIを購入するよりも、第三者から購入した方が安くなることもあります。
AWSリザーブドインスタンスレポートとは、AWSリソースのリザーブドキャパシティの使用状況を可視化するサービスです。リザーブドインスタンスレポートすることにより、RIのカスタム使用率やカバレッジのターゲットを設定することにより、ユーザーそれぞれの目標に対して現在の達成具合を確認することができるのです。
さらにアカウント、範囲などで細かくデータを絞り込むことにより条件内容のインサイトを得ることができるのです。
リザーブドインスタンスが利用されているかどうかは、請求およびコスト管理コンソールから確認をすることができます。
リザーブドインスタンスの利点
支払い方法が3種類ある
リザーブドインスタンスは、以下の3種類の支払い方法があります。
1.全て前払い
2.一部前払い
3.前払いなし
割引率は全て前払いが一番高く、前払いなしが一番低くなっています。
1年契約と3年契約がある
リザーブドインスタンスは1年契約と3年契約があります。3年契約の方が割引率は高くなりますが、キャンセルができないことから最初は1年契約で始めるとよいでしょう。
AWSのコストと使用状況レポートのリザーブドインスタンスレポート関連データを利用できる
AWSのコストと使用状況レポートは1日、1ヵ月単位でデータを確認できるようにカスタマイズすることができ、Amazon Redshiftクラスターなどのとりこむことも可能です。
AWS Cost Explorerでリザーブドインスタンスの使用率を確認できる
AWS Cost Explorerを使って、リザーブドインスタンス使用状況レポートやリザーブドインスタンスカバレッジレポートを作ることができます。
Savings Plansとの比較
AWS Savings Plansは、リザーブドインスタンスと同じように、1、3年契約することで割引されるモデルがあります。利用できるサービスがそれぞれ異なるので、利用前に確認が必要です。
参考資料
https://aws.amazon.com/jp/ec2/pricing/reserved-instances/