株式会社ファミリーネット・ジャパン様 導入事例

導入事例

「やりたいこと」を相談すれば、インフラに関する的確な対応がすぐさま返ってくる。システム部門の人的負担が削減できただけでなく、各担当の業務スピードが飛躍的に高まりました。

株式会社ファミリーネット・ジャパン 商品戦略プロジェクト室 課長代理 金内光弘氏(右)
株式会社ファミリーネット・ジャパン 商品戦略プロジェクト室 吉川尚江氏(中右)
株式会社ファミリーネット・ジャパン CS推進部 システム運用センター長 佐藤正樹氏(中左)

「未来のライフスタイル」を見据え、集合住宅に求められる先進的なサービスを展開する株式会社ファミリーネット・ジャパン。「インターネット × エネルギー」という2つのビジネスフィールドに注力し、サービスの企画・開発、施工、運用・保守業務までをワンストップで提供しています。コーポレートサイトのリニューアルとさらなるサービスの拡充のため、先進性・拡張性に富むAWSを選定し、スカイアーチネットワークスの「マネージドサービス」を導入しています。その目的や将来の展望などについて伺いました。

  • 株式会社ファミリーネット・ジャパン
  • 所在地: 東京都品川区大崎二丁目11番1号 大崎ウィズタワー4階
  • 設立: 2000年10月
  • 代表者: 代表取締役 松村 芳昭
  • 資本金: 4億9,000万円
  • 事業概要: 集合住宅向けインターネット接続サービス、電気・エネルギーの売買・仲介・供給、エネルギーモニタリング及びエネルギー情報活用サービス、決済代行サービス等
  • URL:https://www.fnj.co.jp/
  • 取材日時 2018年7月
  • 記載の担当部署は、取材時の組織名です。

導入ポイント

  • 要件に合致したパッケージ提案と的確でスピーディーな環境設定
  • 専門家への依頼でシステム担当者の負担を軽減し、戦略的業務へ集中
  • 新サービスの開発や機能拡張を見越した信頼性・拡張性を確保

会社概要
インターネットとエネルギーに関するサービスを集合住宅に提供

ファミリーネット・ジャパンの事業概要について教えてください。

ファミリーネット・ジャパンは2000年に設立して以来、「マンションライフサービスプロバイダ」として、最先端のテクノロジーを活用した暮らしを快適にするサービスを展開してきました。現在は、高品質なインターネット接続サービスとその付加価値としてのスマート掲示板やスマートホームサービスなどの「インターネットサービス」、電気やガスの小売サービスやHEMS(Home Energy Management System:エネルギーの見える化による節約システム)、太陽光発電、EVなどの「エネルギーサービス」が2本の事業の柱となっています。それら「インターネット×エネルギー」を融合し、住宅関連サービスなども組み合わせながらワンストップでサービス提供を行っています。

そして導入後についても、マンションデベロッパーや管理会社、管理組合などのお客様へマンション入居者専用ページなどを提供し、運用・保守業務の代行サービスも加えることで、住まいの付加価値を高めつつ、住宅管理の効率化をサポートしています。

ファミリーネット・ジャパン様 マネージドサービス導入事例

「住まいの付加価値を高めつつ、住宅管理の効率化をサポートしています。」( 吉川氏)

利用状況
コーポレートサイトのリニューアルを機に「マネージドサービス」を利用

「マネージドサービス」の利用状況について教えてください。

当社では「インターネット&エネルギー」という比較的新しい分野でサービスを展開していることもあり、コーポレートサイトには会社や事業を広報・プロモーションする役割をもたせています。さらにご興味をお持ちいただいた方の問い合わせ窓口や、既存のお客様用ヘルプデスクの入り口としても機能させています。

従来のコーポレートサイトは2009年に立ち上げたのですが、その後22ものサービスがローンチされ、各々異なるドメインが立ち上がっているという状況でした。その都度増設を行い、更新や管理も手作業となり、ミスが起きやすい状況になっていました。ブランディングの観点からも、サービスサイトを整理してコーポレートサイトに集約することが望ましいと思われました。

そこで、まずは2018年の6月にコーポレートサイトをリニューアルし、追って9月までに22のサービスサイトの方も統合する予定です。リニューアルのタイミングでインフラにAWSを選定し、運用管理にスカイアーチネットワークスの「マネージドサービス」を利用することにしました。

インフラとしてAWSを選んだ理由を教えてください。

AWSを検討したきっかけは、それまでのインフラ(自社サーバー)では何かと制約があり、やりたいことをやれない可能性が出てきたことです。

あらたに自社サーバーを導入するにも運用・保守に大きな負担が生じており、そろそろ限界に感じていました。特にセキュリティ面での不安があり、すべての窓口となるコーポレートサイトとして、信頼性や可用性を確実に担保する必要があったことも大きな理由です。

そして、さらに今後もサービスが増えることは明らかであり、中長期的にはIoTやAIなどの最新技術を活用したサービスが登場することになると思います。そのインフラとして拡張性などの要件はもちろん、マインド面でも最新のものに触れていたいという思いもありました。

ファミリーネット・ジャパン様 マネージドサービス導入事例

「インフラとして拡張性などの要件はもちろん、マインド面でも最新のものに触れていたいという思いもありました。」(佐藤氏)

選定理由
要件第一で選定。展開のスピードと柔軟な対応力に満足

スカイアーチネットワークスの「マネージドサービス」を導入された経緯を教えてください。

AWSを導入する際に前提として、運用管理の負荷を軽減し、安定した環境を手に入れるためには、当初から外部のエキスパートに委ねるのが望ましいと考えていました。しかし何社かを比較というより、自社の要件にかなうかどうかだけを基準として選びました。そしてスカイアーチネットワークスから提案されたパッケージがぴったりと一致したので、お願いすることになりました。

とにかく早々のリプレイスを希望していたので、「展開のスピード」と「柔軟な対応力」については特に感謝しています。オンプレで環境を構築しようとすれば2~3ヶ月はかかるような要件も、お願いして2週間でご用意いただけましたし、「やりたいこと」を伝えるだけで先回りして整えていただけることも大変助かりました。

導入効果
各担当の施策展開スピードが増し、「見えないコスト」の削減効果は大。

「マネージドサービス」の導入効果について教えてください。

まず、施策の対応スピードが早くなったことでしょうか。これまでは何か実装する度にシステム部門を通す必要があったので、依頼の数が多くなるとシステム部門の負担になっていましたが、技術や知識が追いついていなくても、担当者レベルのやり取りで実現したいことを具現化できるようになりました。何かやりたい時に直接スカイアーチネットワークスに相談すれば、インフラ側の対応がすぐに返ってくるのは本当にありがたいですね。システム担当者が本来の仕事に注力できるようになり、結果として施策自体のスピードが飛躍的に高まりました。

なおコスト的には少しアップしましたが、システム担当者含め、トラブル対応などにかかっていた見えない人件費が大きく削減できたので、全体としては大きなコストダウンにつながりました。ただ、コストが可視化されると、これまで見過ごされていたITコストに経営層の目が届くようになるので、ややプレッシャーになっているかもしれません。しかし、システム自体の費用対効果を意識するようになり、結果としてはよかったと思っています。

要望と期待
同じインターネットの世界で協力し合えるパートナーとして期待

スカイアーチネットワークスへの要望や期待があればお聞かせください。

コーポレートサイトのリプレイスが完了し、引き続き9月までには22のサービスサイトの方を統合する予定です。スケジュール的にかなり緊張感をもって進める必要があるので、最後までしっかりと伴走をお願いしたいと思います。そして、すべてがリプレイスできてからがいよいよ本番です。当社の「インターネットサービス」「エネルギーサービス」の新サービス開発や機能強化などのために、今以上にテクノロジーやトレンドをつかむことが重要になるでしょう。ぜひとも同じインターネットの世界にいるパートナーとして情報共有にも期待したいと思います。

ファミリーネット・ジャパン様 マネージドサービス導入事例

「同じインターネットの世界にいるパートナーとして情報共有にも期待したいと思います。」(金内氏)