インフラをまったく気にすることなく、コンテンツや企画を考えられるのはありがたいこと。
ロイヤルティの高い読者の信頼を損ねることの無い安定運用を今後とも期待しています。
株式会社ハルメク デジタルメディア事業部長 矢吹 尚倫 氏(左)
50代からの心豊かな生き方・暮らし方を提案する女性情報誌「ハルメク」。書店販売せず定期購読のみで16万部とシニア女性誌部数No1(※)を誇り、通販カタログやイベントなどニーズを捉えた展開でがっちりとシニア女性の心を掴んでいます。新規ユーザーの獲得窓口として2018年8月より公式WEBメディア「ハルメクWEB」を開設。そのインフラとしてAWSとスカイアーチネットワークスの「マネージドサービス」を採用しました。その経緯や目的などについて伺いました。
- 日本ABC協会発行社レポート(2017年7月~12月)シニア女性誌販売部数
- 株式会社ハルメク
- 所在地: 東京都千代田区神田神保町2-2共同ビル神保町6階
- 設立: 2012年7月
- 代表者: 代表取締役社長 宮澤 孝夫
- 資本金: 1000万円
- 事業概要: 出版ならびに通信販売業
- URL:https://halmek.co.jp/
- 取材日時 2018年9月
- 記載の担当部署は、取材時の組織名です。
導入ポイント
- サイト制作会社からの推薦とAWSパートナーとしての実績
- スモールスタートからサービス規模に合わせたAWSの運用経験の豊富さ
- 24時間365日のサービス監視とセキュリティ対応による安心感
会社概要
女性情報誌「ハルメク」を中心に、シニア向けサービスを展開
株式会社ハルメクの事業概要について教えてください。
50代からの女性を対象とした月刊情報誌「ハルメク」を発行し、書籍出版や通信販売、店舗、イベント開催、ヘルスケア事業など、各種事業を展開しています。「ハルメク」は1996年に創刊したシニア女性向けのライフスタイル情報誌で、2016年よりリニューアルして現在の誌名になりました。書店販売は行なっておらず、すべて定期購読でのお届けで16万部の部数を誇ります。
お届けの際2冊の通販カタログを一緒にお届けしており、カタログに掲載されているファッションやコスメ、食品、インナーなどの商品は、オリジナルのものが数多くあります。
百貨店などに取扱商品を販売する店舗「ハルメク おみせ」も出店しています。また、旅行や講座などのイベントも開催しており、年間で約2万人が参加しています。
月刊誌を中心に根強いファンづくりに成功している理由として、読者のライフスタイルにしっかりとフォーカスしていることがあげられます。2000人を超えるモニター組織である「ハルトモ」でのヒアリングとともに、読者アンケートや編集部員との座談会などを随時開催し、細やかなニーズ把握に努めています。
課題と経緯
WEBメディアの開設にあたりインフラの運用管理に不安
どのような目的・経緯でWEBメディアを立ち上げられたのでしょうか。
これまで新聞広告と口コミで定期購読者を増やしてきました。しかし、今後のことを考え、プレ世代である40~50代にもリーチすることを目的に、オリジナルコンテンツを中心としたWEBメディアを2018年8月に立ち上げました。先日スマートフォンを特集した際も大反響があり、部数も大きく増えたことを鑑みると、50代以上の現読者もネットとの親和性が高まっていることは明らかで、新しい読者とのコミュニケーションの場としても期待しています。
インフラとしてAWSを選んだ理由を教えてください。
これまでインターネットでの露出はほとんどなく、事業としても経験がなかったので、経験のあるスタッフを集めてチームを立ち上げるところから始まりました。
WEBコンテンツで安定した読者を集められるようになるまでは時間がかかりますので、初期費用が高い物理サーバーより、コンテンツが増え、それに応じてアクセスも増えたら、少しずつ拡張ができるAWSが望ましいと考えました。
選定理由
初めてのWEBメディアゆえに「安心感」が一番の理由
スカイアーチネットワークスの「マネージドサービス」を導入された理由や経緯を教えてください。
社内にインフラの専門家がいなかったので、AWSの運用管理は完全に外部の専門家に一任したいと考えていました。そこでスカイアーチネットワークスも含めた2社を候補として検討したのですが、サイト制作会社からの推薦があったこと、そして24時間365日の監視体制に安心感があったことからスカイアーチネットワークスの「マネージドサービス」を選びました。
「24時間365日の監視体制に安心感があったことからスカイアーチネットワークスの「マネージドサービス」を選びました。」(矢吹氏)
利用状況と効果
構築4ヶ月、利用1ヶ月現在でトラブルもストレスもゼロ
「マネージドサービス」の利用状況について教えてください。
2018年4月くらいからお話をさせていただき、オンタイムでスケジュール通りインフラ構築を進めていただきました。逆に当社のサービス開始が1ヶ月ほど延びたので、そのときだけご調整いただいた程度で、オープンの8月以降もまったく問題なくサポートいただいています。
社内に専門家がいないので「こういうことをやりたい」という、ざっくりとした要件の出し方だったと思います。それでも、当方の意図を汲んだ丁寧なご対応をいただいたので、ストレスもありませんでした。
『マネージドサービス』の導入効果についてはいかがでしたか。
振り返ってみると、Webメディアのコンテンツだけでなくオンラインショップ「ハルメク 通販サイト」なども併設し、いろいろなベンダーのシステムを入れているので、調整もあったと思うのですが、まったく問題なく動いています。今後については、よりフィットする情報や商品をご紹介するためにAIやリコメンデーションの利用も検討しているところですが、インフラを気にすることなく企画を考えられるのはありがたいと思っています。
また「マネージドサービス」導入の決め手となった24時間365日の監視体制についても、その効力を実感する機会は今のところ無いのですが、何もないことが一番だと思っています。
要望と期待
ロイヤルティの高い読者の信頼に応える安定運用を
スカイアーチネットワークスへの要望や期待があればお聞かせください。
「ハルメク」の読者の皆さんは、あちらこちらを検討するというより、気に入った物を選んで長くお付き合いするという方が多く長期的に購読いただいています。おそらく「ハルメクWEB」や「ハルメク 通販サイト」に対しても愛着をもっていただけることでしょう。でも、それだけにサービス品質について厳しいところもあると思います。ぜひともその信頼を裏切らないように、引き続きの安定運用をよろしくお願い致します。
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スカイアーチネットワークスは、AWS アドバンストティアサービスパートナーです