グループ再編に伴う新コーポレートサイトのクラウド基盤構築から保守までを短期間で実現
グループ再編により2022年7月に設立する新会社「株式会社ミライト・ワン」のコーポレートサイト開設プロジェクトが発足。新たなコーポレートサイトのインフラ基盤としてはAWSを採用。お客様は、限られたプロジェクト期間内で、社名・ロゴ等も刷新することとなり、ブランド・プロモーション戦略、原稿・デザイン制作チーム、コーディング・CMS等機能開発と並行して、最適な基盤を用意する必要がありました。AWSの導入から保守までを依頼できる会社を探している中で弊社にお声がけを頂き、期間内の導入を実現しました。
- 株式会社ミライト・ワン
- 所在地:〒135-8111 東京都江東区豊洲5-6-36
- 設立:2010年10月1日
- 代表者:代表取締役社長 中山 俊樹
- 事業内容:電気通信工事、電気工事、土木工事、建築工事、及びこれらに関連する事業を行う子会社及びグループ会社の経営管理等
- URL:https://www.mirait-one.com/
- 2023年3月現在
導入ポイント
- 限られたプロジェクト期間の中でクラウド基盤の構築から保守・運用まで対応できる会社であること
- AWSへの専門性を持つ会社あること
- 運用性を考慮し、冗長化及びスケール可能な構成を設計してもらえること
- プロ目線で、必要なセキュリティ対策を講じられていること
導入経緯、導入前の課題
旧ミライト・ホールディングス、旧ミライト、旧ミライト・テクノロジーズが、異なるクラウドサーバやホスティングサービス、レンタルサーバを利用していました。
また、各社冗長化構成にはなっておらず、ミドルウェアバージョンアップ作業の際には、別途検証環境を用意して作業を行っており、それらの稼働・コストが重くなっていました。
前述の通り、限られたリソースで、上流工程・下流工程まで1ヶ月で完了させる必要があり、時間的な制約をどう乗り越えるのかという課題がありました。
特に基盤に関しては、広報担当だけでは知見が不足しており、社内のAWSチームやSA様と連携して、必要な仕様をショート・タームで整理する必要がありました。
導入効果・成果
導入時の結合試験では、機能実装に伴いALBの設定など一部チューニングが必要な箇所がありましたが、原因の切り分けなども積極的に支援いただき、無事に公開することができました。
公開して半年ほど経ちますが、安定して運用できています。
公開後の機能改修についても、問題なく対応できておりますし、基盤運用の負担が大幅に軽減しました。
従来はIPアドレスの許可不許可などの棚卸作業を2名で4時間ほどかけて定期的に実施していましたが、スカイアーチにこれらの作業を依頼する事ができ、作業時間が0になりました。
また、WAF構成や外形監視を採用したことにより、プロの方に常時見守られているという安心感が違います。心理的負荷が大きく減りました。
スカイアーチネットワークス選定の理由
短納期で、クラウド基盤の構築から保守・運用を対応できる企業を探しており上司の知人よりご紹介いただきました
構成図
導入のポイント(担当エンジニアから)
- 商用環境と検証環境とに分離
- Web/DBはEC2を利用(Multi-Az)し、IDS/IPSとしてCloudOneを実装。CloudOneは弊社のMSSPサービスにて運用
- ALBに紐づく形でAWS WAFを配備し、WAF運用は弊社のMSSPサービスで実施
- コンテンツ更新の運用フローをスムーズにするため、EFSを導入し、本番WEBサーバ2台のデータを共通のEFSに配置