弊社やお客様の課題を理解して最後まで一緒に解決策を考えて提案いただけましたので、安心してお任せできるのではないかと思い、選びました。
日本通信ネットワーク株式会社(以下、日本通信ネットワーク)は、1985年の設立以来、法人向けネットワークのプロ集団として、最適かつ信頼性の高いネットワークサービス を提供しています。複雑に組み合わされた複数の通信事業者のネットワークを、設計・構築から運用(特にネットワークマイグレーション)までをワンストップで提供する総合ネットワークサービス会社です。近年は、働き方改革を実現する各種コミュニケーションツールやクラウドソリューション、ネットワーク運用を自動化するSD-WANソリューションにも注力しています。
- 日本通信ネットワーク株式会社 (略称: NTN)
- 所在地:〒101-0047 東京都千代田区内神田2-3-4
- 設立:1985年9月
- 代表者:代表取締役 高部 文宏
- URL:https://www.c-ntn.co.jp/
- 取材日時 2022年5月6日
- 事例公開 2022年5月16日
- 記載の担当部署は、取材時の組織名です。
導入ポイント
- 従来6名程の運用体制だったのを、およそ半分の体制で実現
- 窓口一本化により、運用工数も削減・最適化
- 他社にはないセキュリティ要件対応力
- スカイアーチのケイパビリティを生かして、新たなビジネスを創出
事業概要
御社のWebサービスについて、ご説明下さい。
日本通信ネットワークは、FLESPEEQ VPNサービスを中心に、ネットワークとセキュリティ対策を組み合わせたソリューションを提供しています。特にマルチキャリア回線対応でセキュアな回線+クラウドを売りにしています。最近ではゼロトラストのネットワーク周りのセキュリティ対策とクラウド提案に力を入れています。
日本通信ネットワーク株式会社
ICTソリューション部 杉山 誠氏
導入の経緯
今回の導入の経緯について、お聞かせ下さい。
今回は官公庁向けのWebサイトならびに裏側のシステムのリプレイスのプロジェクトが対象でした。官公庁ということで、仕様書を見ると非常にハードルは高く、特にセキュリティ面で要件を満たすのが難しいと考えていました。
当社はネットワークの設計・構築を行いますが、適切なサーバー設計と構築、また高いセキュリティ要件を満たし続ける運用体制の構築が求められており、その部分をお任せできるパートナーが必要でした。
導入ポイント
御社のお客様が直面していた、具体的な課題や問題点を教えて下さい。
お客様の直面した課題としては、オンプレサーバーによる情報配信により、同時アクセス数の限界やサイトへの高負荷状態でした。そのためサイトの閲覧が不可になった事案がありました。 この事案解決にあたり、同時アクセス数やサイトへの高負荷状態を無くす仕組みをクラウドで設計し、同時にクラウドセキュリティ対策の基準を満たす必要がありました。
スカイアーチネットワークスを選んだ経緯・理由
スカイアーチのサービスをお選びいただいた理由ついて教えてください
もう一社にも相談をしてましたが対応事例がないとの事でお手上げ状態で、解決策を提案いただけなかったんです。他方スカイアーチは、技術的な部分を丁寧に説明してくれただけでなく、弊社やお客様の課題を理解して最後まで一緒に解決策を考えて提案いただけましたので、安心してお任せできるのではないかと思い、選びました。
一緒にご提案いただいたセキュリティサービスのCyberCare WAFによるAIでの自動判定にも魅力を感じました。
導入効果、ご期待いただくこと
導入効果はどのように感じていますか? 導入後の定量的な効果を教えてください。
お客様側では、インフラが変わってもこれまでと同じように問題なく運用ができていると伺っています。
当社のほうでは、自社のプロジェクトであれば通常、PMやPLで6名程の体制が必要でしたが、スカイアーチがジョインした後は2~3名で対応する事ができ、自社のメンバー2~3名の工数を削減できたのは大きかったです。それだけでなく、今までサーバーやネットワークなどの管理会社は別々で運用していたのですが、運用窓口を一本化できたことによる運用工数の改善効果がありました。
また、スカイアーチのサービスを活用した事により、今まで自社で同様の事例実績がなかったのですが、事例を作ることができました。さらに事例を作れたことで、オープン系の新たなビジネス創出ができました。新しい可能性が見えたのは良かったですね。昨今セキュリティへの関心は高まっていますし、クラウド活用もDXの観点から急務であると言えます。案件の拡大に期待しています。
今後の課題、やりたいことはありますか
情報配信により同時アクセス数やサイトへの高負荷をさばけるシステムを構築したので、年間を通じて季節要因と突発要因からの効果測定と改善が大事であり、今後も一緒にPDCAを回しながら継続的な改善提案を行って頂きたいです