業務に直結した内容で経験を積むことにより、学んだことがすぐに実務に活かせるという期待感を持つことができます
- 後方 左から3番目 代表取締役 板崎 裕 様
- 前方 左から 研修参加者 システム部 主任 矢越 貴之 様 / システム部 主任 孫 思源 様 / システム部 主任 出口 晃多 様
- 後方 左から 研修参加者 システム部 内藤 慈人 様 / システム部 主任 三谷 亮樹 様
リアルソフトは、ERP導入支援を中心に、企業向け業務システムの開発を行っています。創業当初からオンプレミスのシステム構築が主流でしたが、最近ではSaaSのシステム構築が求められています。そこでスカイアーチネットワークスのAWS認定取得支援プログラムが採用されました。リアルソフトでは開発メンバーだけでなく、社内の研修担当も受講。本記事では導入前の課題や実際に受講した感想、学びを伺っていきます。
- 株式会社リアルソフト
- 所在地:〒231-0032 神奈川県横浜市中区不老町1丁目2番1号 中央第6関内ビル5階
- 設立:2005年4月
- 代表者:代表取締役 板崎 裕
- 事業内容:リアルソフトは「Make Everyone Happy with IT Solutions」という理念のもと、ERP導入支援をはじめ企業向け業務システムの開発を行うソフトウェア会社です。
- URL:https://www.realsoft.co.jp/
- 事例公開 2023年10月25日
- 新型コロナウイルス感染対策を十分に行った上で撮影、インタビューを実施しました。
受講コース
- AWS 認定取得支援プログラム
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- クラウドプラクティショナー(CLF)
- ソリューションアーキテクト アソシエイト(SAA)
- AWS公式トレーニング
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- AWS Technical Essentials(TESS)
- Architecting on AWS(AonA)
導入ポイント
- AWSの認定資格に強い
- 知識だけでなく、経験が積める
- 知識と経験の体系だったカリキュラムが組まれている
事業概要
リアルソフトの提供するサービスについて教えてください。
板崎 様:リアルソフトはERP導入支援を、設立まもない時期から行っています。ERP事業部のほか、SI事業部があり、今は全体で50名ほどのエンジニアが働いています。
クラウドの研修を採用いただきましたが、御社でクラウドが必要になった背景について教えてください。
板崎 様:私たちはInfor Japan社のサービスパートナーとして、組立製造業向けERPシステムであるSyteLineの導入支援をしていますが、こちらはオンプレのシステムでした。しかし最近になってSaaS版が登場しました。オンプレの時は、必要があれば同じサーバー内に追加で開発をすればよかったのですが、SaaSとなるとそうはいきません。必要に応じてAWSをベースに、サーバーも別で用意しながら開発をすることもあります。そうした開発の理解を深めるため、今回スカイアーチネットワークスのサービスを導入するに至りました。
導入経緯、導入前の課題
今回AWS認定取得支援プログラムを導入された経緯について教えてください。
板崎 様:他にもいろいろとサービスは検討していたのですが、5名まとめて受講するコースがあったのと、スカイアーチネットワークスの強みが活かされていることに期待しました。我々はどちらかというとアプリケーションの開発に強みがあります。インフラに対しても今回を機に知識と経験を強化したいと考えました。
また、先般、AWS環境の構築を含めた、大きな案件があったこともきっかけの一つです。我々だけではまかないきれず、スカイアーチネットワークスと一緒に提案をしましたが、結果機会を逃しました。今後こうした提案があった際に、より受注確度を高めたいですよね。受注したあとも、一定の知識があればプロジェクトもスムーズになります。スカイアーチネットワークスの研修は業務にフォーカスして経験を積めるので、学んだことがすぐに役立つだろうという期待がありました。
出口様:スカイアーチネットワークスの研修を受講する前に、教育チームとして対策は進めていました。月に4時間、業務時間内に動画視聴で学習できる制度を展開しています。しかし、AWSに特化した教育までは手が回っていませんでした。
AWS認定取得支援プログラムについて
AWS認定取得支援プログラムは今回、5日間で実施いただきました。月4時間の学習時間を目標とされていましたが、時間の調整はどのようにされたのでしょうか。
出口様:今回参加した5名のうち、3名がお客様のいるプロジェクトに所属、2名は社内の研修担当でした。研修担当は、新人研修の演習時間を多めに増やすなどして対応し、お客様のいるプロジェクトの場合は前後の残業などで対応しました。
普段の業務と調整しながら、かつAWS認定取得支援プログラム中は課題があれば自分で調べて進めることも必要です。モチベーションはどのように保っていましたか。
出口様:私は過去AWS構築込みの案件を、独学の知識で提案したことがありました。その際、他に最適解があったのではないだろうかと、自分の中でモヤモヤした思いがあり、AWS認定取得支援プログラムで体系的に学べるのではと期待していました。
他のメンバーの中には資格のロゴが名刺に増えるのが嬉しいと言っている人もいましたよ!(笑) みんなそれぞれのモチベーションがあったと思います。
難易度はどうでしたか?
出口 様:基礎的な内容は経験があるので問題なかったと思いますが、資格試験対応に苦戦した人もいたようです。また、自分で考える部分について、意図を汲みながら進めるのはやや難しかったです。
実際に研修を受けてみてどうでしたか。
出口 様:受講後、「AWSに関するお客様からの問い合わせにどう答えたらいいか。」という相談を受けた際、こういうケースならこうしたほうがいいのではないかと、受講メンバーで話し合って回答できたのはよかったです。研修を受けていないとなかった風景だったと思います。
今後実際の業務で活かしていきたい点を教えてください。
出口 様:まだ実際に業務があるわけではありませんが、今後先ほどのような相談が増えたり、業務でアサインされたりすることはあると思います。
今後の人材育成計画、スカイアーチネットワークスへの期待について
研修を受けてみて、今後の活用方法や、当社への期待があれば教えてください。
出口 様:私は研修担当もしています。現状は、リアルソフトの社員が学ばなければならないことのサポートができていると思います。しかし、実際にスカイアーチネットワークスの研修を受けてみて、それぞれの学びたいことを学べる環境作りが必要だと感じました。社内で他のメンバーにも受けてほしいと思います。