最も重視していた可用性と堅牢性の高いシステムが実現でき、AWSに関する手厚い技術サポートのおかげで、セキュリティ面も含め安心して運用できています
- 左から、情報コミュニケーション事業本部 ソーシャルイノベーションセンター 公共BPO本部 BPR・デジタルPF推進部 共通インフラチーム 課長 西脇 将文 様 赤木 涼 様 清沢 輝一 様 森山 なな 様
TOPPANグループは、2023年10月より、持株会社体制への移行に伴い、新たなスタートを切りました。TOPPAN株式会社は、旧凸版印刷株式会社の主要事業を継承しており、「印刷テクノロジー」をベースに「情報コミュニケーション事業分野」、「生活・産業事業分野」および「エレクトロニクス事業分野」の3分野にわたり幅広い事業活動を展開しています。
TOPPANグループ各社と連携し、SDGsを始点にグローバル市場を視野に入れながら「デジタル」と「リアル」を最適に組み合わせた事業を推進しています。

- TOPPAN株式会社
- 所在地:〒112-8531 東京都文京区水道1-3-3(本社事務所)
- 設立:2023年3月1日
- 代表者:代表取締役社長 齊藤 昌典
- URL:https://www.toppan.com/ja/
- 事例公開 2025年2月5日
導入ポイント
- TOPPANグループですでに多数の実績があり、深い事業理解があった
- 事業企画段階から、AWSの最新情報を取り入れた提案があった
- サービス企画時に、実現したい機能やコスト、事業化スピードなど、様々な観点から議論しながら相談、開発ができた
導入した主なサービス
事業概要
AWSを導入した、貴社のシステムについて教えてください。
森山様:私たちの事業部が事務局を務める補助金の一部について、補助金申請受付用のポータルシステムを導入しました。申請者が申請をするところから、受け付けたデータを我々が確認するところまで、このシステムで一貫して行っています。

西脇様:補助金申請といえば、紙の書類で作成・申請、チェックまで行うのが通例でした。しかし昨今のデジタル化、またコロナ禍がきっかけでDXが加速しました。補助金の申請も例外ではありませんでした。
導入前の課題
当社のサービス導入前は、どのような課題がありましたか。

西脇様:補助金の事業運営は、国の政策・運営に関わります。申請システムのDXにより、申請者にとって利用しやすい環境を整えることで、予算を効果的に使ってもらうことが期待されます。
一方で、システム化するにあたり、非常に慎重な面もありました。システムが止まると国施策の推進を止めることになってしまいます。そのため、止まらない設計を最も重視していました。もちろん、セキュリティ面も最優先事項であることは、言うまでもありません。
森山様:システムで取り扱うデータは機密性の高い情報もあるため、システムの可用性、そして堅牢性は特に気にしていたポイントでした。
この要件を満たすシステム設計において、AWS導入はスムーズに決まりました。当社のなかでもAWSの普及は進んでおり、実績もありました。また、DX人材の育成として、AWSの資格取得支援もあります。
導入効果、ご期待いただくこと
多くの議論を経て、スカイアーチネットワークスへ開発・運用を依頼してみていかがでしたか。
森山様:無事、開発を終えて安定した運用が実現できています。現在は3つの申請システムを運用していますが、特に問題は起きていません。


赤木様:私たちはアプリケーションの保守や監視など、運用を担当していますが、スカイアーチから脆弱性のパッチ情報を逐一出してもらえているので、運用面で安心して対応ができています。
清沢様:他にも、AWSに関する質問も含めて様々な問い合わせをしていますが、サポートが手厚く、とても助かっています。
西脇様:補助金の内容によっては、1〜3年の保守が発生します。そのため運用コストの面を調整していきたいと考えています。
森山様:今後も技術的なサポートに期待しています。