クラウドだけの理解にとどまらず、当社のビジネスに対し真摯に向き合って頂けた。レスポンスも良く、信頼ができそうだと思いました。
株式会社ビューコレクト 企画室チーフ 篠原亮治 氏(左) 株式会社式ヴェスト 総務本部 本部長 財務部 部長 安井雄二 氏(右)
株式会社式ヴェストは、織ネームや多種多様な副資材の企画・製造を行っています。織ネームはいわゆるブランドネームのことで、服飾のブランドを示す重要な資材です。近年は多くの服飾商品が流通し、それぞれにブランドアイデンティティを持たせるための副資材の重要性は高まってきています。また、スピーディな生産にも対応すべく、Webを利用したアパレル副資材を注文いただくシステム『ヴェストパートナー』を構築しています。従来よりも正確で簡単な発注管理を実現しています。
- 株式会社VEST(ヴェスト)
- 所在地: 東京都墨田区太平4-18-2
- 設立: 1983年(昭和58年)12月
- 代表者:代表取締役社長 櫻井 範男
- 服飾副資材の企画製造・販売
- URL:http://wl-vest.co.jp/index.html
- 取材日時 2019年11月28日
- 記載の担当部署は、取材時の組織名です。
- 新型コロナウイルス感染対策を十分に行った上で撮影を行っています
導入ポイント
- セキュリティに強い
- 監視・運用をお任せできる
- 冗長化を実現できる
事業概要
創業よりアパレル副資材で成長中。しかし近年は世の中のトレンドに合わせたITを使ったサービス提供体制を構築
株式会社ヴェストの提供するサービスについて教えてください
私たちは様々なブランドの個性を表すタグ、織ネームやタグの製造などを中心に事業を展開しています。アパレルの中で織ネームはブランドを表現する重要なアイテムの一つです。ブランドの顔と言っても過言ではありません。外部への情報漏洩はもってのほかです。
その一方で世の中のトレンドの変化に合わせ、素早く受発注から企画・製造までを行うためにWebサービスも企画・開発し、ご利用いただいています。こちらは私たちとお客様をつなぐ通販兼ポータルサイトとなりますが、こちらの運営も行っています。このWebサービスを使っていただくことで、お客様はアパレルの流通管理を効率化できますし、アパレルの企画などの本業に注力できるのです。私たちは受発注管理を効率化できます。重要な事業運営の鍵であると言っていいでしょう。
経緯、利用状況
決め手はクラウドに対する理解と信頼感
スカイアーチネットワークスに依頼する経緯を教えてください。
実は当初、スカイアーチネットワークスを含め3社程度からお話を伺っていました。当時は旧サーバー、社内システム上に発注システムを構築しており、メンテナンスの利便性、セキュリティの更新性などを考え、信頼のおけるクラウドサーバーへの移行を検討していました。
実際に3社へお話を聞いて、課題だった移行の進め方やセキュリティの議論を重ねると、具体的な課題が見えてきました。スカイアーチネットワークスへ決めたのは、他社ができない・持ち帰って検討するといったことがあったのに対し、対応が難しいだろうところも工夫をしていただけたのと、クラウドだけの理解にとどまらず、当社のビジネスに対し真摯に向き合って頂けたためです。レスポンスも良く、信頼ができそうだと思いました。
現在のクラウド周辺環境はどのような状況でしょうか?
現在はサーバー管理(運用・監視)、ドメイン管理、セキュリティ面ではWAF(Web Application Firewall)を利用しています。
前述した通り受発注というビジネスの要となる部分をシステムで行っているため、常に途切れない、万一障害があったとしてもすぐに復旧できる体制をとることが求められています。旧システムではその点を補強したいと考えていたので、クラウドへの移行を行いIT環境をアップデートするとともに、システム面でも運営体制面でもスカイアーチネットワークスへ依頼をし、強化をした次第です。
導入効果、期待いただくこと
ビジネスの可能性をさらに探っていきたい
導入後の運用などは問題ありませんか
はい、導入して半年が経過していますが、全く問題なくサービスを運営できています。
このようにAWSへ移行しても問題ないことが確認できたので、他のサーバーからの移行も検討している状況です。また、現在はクラウドを活用して新しいアプリケーションやサービスの開発も検討しています。先々の事業展開ができ、ビジネスの可能性が広げられたきっかけであったと思っています。
今後ご期待いただくことを教えてください
そうですね、AWSはクラウドサーバーだけでなくSaaSのサービスとして様々なアプリケーションを提供していますが、それらサービスや活用方法について教えていただきたいです。
- 新型コロナウイルス対策を踏まえリモートによる取材にご協力頂きました。