Apache Tomcatにて脆弱性が報告されました。
脆弱性情報と対応に関して下記の通り報告させていただきます。
概要
The Apache Software Foundation から、Apache Tomcat に関する複数の脆弱性に対するアップデートが公開されました。
影響を受けるシステム
- Apache Tomcat 9.0.0.M1 から 9.0.0.M11 まで
- Apache Tomcat 8.5.0 から 8.5.6 まで
- Apache Tomcat 8.0.0.RC1 から 8.0.38 まで
- Apache Tomcat 7.0.0 から 7.0.72 まで
- Apache Tomcat 6.0.0 から 6.0.47 まで
これら以前のサポート対象外の Apache Tomcat も、CVE-2016-6816 および CVE-2016-8735 の影響を受ける可能性があります。
詳細情報
The Apache Software Foundation から、Apache Tomcat に関する次の複数の脆弱性に対するアップデートが公開されました。
- HTTP レスポンスの改ざん (CVE-2016-6816)
- サービス運用妨害 (DoS) (CVE-2016-6817)
- 任意のコード実行 (CVE-2016-8735)
想定される影響
想定される影響は各脆弱性により異なりますが、情報漏えい、サービス運用妨害 (DoS)、任意のコード実行などの影響を受ける可能性があります。
対策方法
アップデートする。
開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートしてください。開発者はこれらの脆弱性の対策版として、次のバージョンをリリースしています。
- Apache Tomcat 9.0.0.M13
- Apache Tomcat 8.5.8
- Apache Tomcat 8.0.39
- Apache Tomcat 7.0.73
- Apache Tomcat 6.0.48
対応策として最新バージョンへのバージョンアップが必要となります。
備考
最終更新日 2017.02.01